短期的に米株の下落は続くのか
S&P500の日足チャートを眺めるとMACD(12.26.9)はデットクロスしているので、売りシグナル。RSI(14)も下がってきているので、下落トレンド。日足のMACDは最近行ったり来たりしていてトレンドが長続きしてない感じ。
Aroon(14)も下落トレンドの継続を示している。
移動平均線を見てみると50日移動平均線に到達している状態なのが確認できる。今年の値動きではまだ50日移動平均線から大きく離れた下落をしたことは一度もない。大体下落は50日移動平均線付近までか50日移動平均線を下に抜けても、50日移動平均線から大きく離れた下落はしていないので、今回の下落もここから反発するかもしれない。もちろん反発せずに下落を続ける可能性もある。
一応中期的な分析として、週足チャートを眺めてみるとMACD(12.26.9)はデットクロスしているので下落トレンドを示しているが、RSI(14)はまだ高い状態なので横這いの動きを続けそうにも見える。
S&P500先物のアセットマネージャーのネットポジション(買いと売りの比率)はまだコロナショック直前の水準には届いていないので、コロナショックみたいな大暴落は近いうちにはないと思う。
S&P500のETF ティッカーシンボル SPYのIV(予測変動率)は上昇してきてるしオプションの出来高も大きくなってきているので、市場に対して恐怖が出てきてSPYが危なくなってきているのが、読み取れる。
skew(アウトオブザマネー のputとcallの比率)を見てみるとだんだんput(売る権利)がcall(買う権利)に対して強くなってきているのがわかる。
1928から2021年までのS&P 500の月別のパフォーマンスを見てみると9月は歴史的にパフォーマンスが弱いのが読み取れる。
結論 S&P 500を分析した結果短期的に下落を続ける可能性が高いが、50日移動平均線に到達したので、ここから反発するというシナリオもあり得る。9月は歴史的にパフォーマンスが悪いので、少し覚悟した方が良いとも思う。とりあえず今はS&P 500に対しては買いも空売りもしない方が、良いかなと思う。僕は預言者ではないので間違いを犯すこともある損切りルールはしっかり守って取引する。
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