2022年何撮ったか覚えてないから振り返る
あっという間にも程があるって感じで月日は流れて、今年もまた気付けば終盤戦。
今年は例年にもまして写真を撮りに出かけてなかった気がする。友達とワイワイするのが好きな僕としてはまだまだ気楽な世界にはなってないなあという感じ。
1人寂しくシャッターを切ってもなんだかしっくり来ない。そんな気持ちで撮ってるとカメラにも申し訳なくなってくる。すると撮りに出ることも少なくなる。
そんなモチベーションの中でも撮りたいと思えた瞬間は確かにあったはずで、今回はそれを振り返っていこうと思う。
中には撮ったことすら忘れていたような、記憶から滑り落ちたものもあるだろうけど、心が動いた瞬間があったことはいつか僕を奮い立たせてくれるんじゃないかと思う。
さて、どんな1年だったことやら。
ここ数年をまとめると、個人的には冬の時代って言葉がしっくりくる。曇天が重くのしかかって、どこに声を投げても雪に吸い込まれて届かない。気分としてはそんな感じだけど、実際に雪の中に身を投じてでかい声で叫んでみると結構すっきりした。あてもなく走った兵庫の北のどこかで。
「お願いだから次の季節には」そこに続く言葉が年々増えていく。旅に出られますように、屈託なく友達と笑い合えますように、そんな願いばかりが葉を繁らせては散っていく。そんな幾年。祈りが届く日は来るのか定かではないけど手を合わせ続けるぐらいしかできない無力な自分を思い知る。
全部全部天まで炊き上げてしまいたい。
居を構え、新しい命を授かった2人には心からの祝福を。写真は載せないけれど、娘さんのお宮参りを撮る機会も与えてもらって嬉しかった。
ここ数年、気付けば寺社仏閣へ足が向いている。静かでいられる場所に惹かれているのかもしれない。
アイコンを撮らせてもらった時の1枚。気取らなくていい空気が好きだ。
四角四面なのは好きじゃないけど、写真は別。
自分で水平が取れてるのを撮るのは苦手だけど、見るのは好き。
関係ないけど、一度でいいから障子全面にパンチかましてみたい。
お花見も、何年やってないだろう。桜の名所なんて混むだろうから昔から避けているくせに、花見はしたいなんて思うわがまま。
これもアイコン撮影にて。練習も兼ねてじっくり撮らせてくれたので、GFXでしっかりピントを狙い澄まして。もっともっとたくさん撮っていきたい。
ポートレートならぬ “ゴート” レート。
昔イケメンなアルパカの画像もあったな。オダギリジョーみたいな感じの。
ビールのポートレートは得意です!(?)
ビールが好きなので、当然飲み屋街も好き。
纏っていた夜の魔法が剥がれた朝の姿も好き。
ひとたび夜を纏えば、飲み屋街には湿度が浸潤していく。ホッピーかい?
これはまた別な形の湿度。立ち籠めているのを眺めていると頬がしっとりしていくのを感じられる。
襖は開け放ったその先に世界を囲い込んで見せてくれるから好きだ。ぱたんぱたんと開け閉てするたびに風景が変わるのを夢想してしまう。
廃校に迷い込んだりも。京都の山奥で不意に行き当たった。耳を澄ませば廊下に染み込んだ子どもたちの声が聞こえてこないかなんて。
なんとなく写真を撮りたい気持ちが甦ってきた。ありがとうGRⅡ。いつの間にか撮る理由を探していた自分に気付くことができた1枚。
砂も海も空もどこまでも広がって待っていてくれる。どこまでだって行っていいんだと言ってくれているんだなんて、自分勝手に思うことにする。
たくさん撮りたいからGFXで使えるオールドレンズを探し始めてる。(安くて)良いのがあったらぜひ教えて欲しい。