中国語を始める人が最初に読むべき教科書と勉強法
こんにちは、中国語コーチの伊地知(@taroijichi)です。
世の中には中国語のテキストが無数にありますよね。
私はカリキュラムを作成する過程で100冊以上のテキストに目を通していますが、どれも良い本である一方、どれも一長一短で「ここは良いけど、ここがこうだったらなあ」という点が必ずあります。
要するに、万人に適したテキストはありません。
その時の学習状況や、好き嫌いにもよるのですが、今回は本当に初めて中国語を初めてみようという方におすすめのテキストと、それを使った勉強方法を紹介します。
記事の最後には動画での解説もあるので、是非ご覧ください😊
おすすめの教科書(テキスト)はこれ!
おすすめは「新ゼロからスタート 文法編」です。このテキストの良い点は、中国語を最初に学ぶべきことがギュッと一冊に詰まっているという点です。
中国語の最初に学ぶべきことと言うのは基本的な「発音」「単語」「文法」なんですが、この「基本的な」というのがポイントで、このテキストは「文法編」と言いながらも、同じテキストの前半部分は「発音編」となっていて、そこで「ピンインって何か」とか、「声調とは」という基本もわかるようになっています。
細かいことを言うと、文法の説明不足をやや感じたり、発音の口の形をもっとわかりやすくした方が嬉しいというのはありますが、最初の土台作りとしてはこの1冊で十分です。むしろ最初からあまり細かいと混乱するので、ザックリと捉えるのに最適と言えます。
テキストを買って、最初の数日はやる気満々だったものの、1週間も経たずに読まなくなってしまった、、、
そんなことにならないように、このテキストの取り組み方についても説明します。
取り組み① 発音編で発音を理解
まず発音編を読んで中国語発音の基礎を身に付けます。中国語の発音は難しいものがありますが、全てではなく一部なので、まずは70%を目指しましょう。100%を目指してしまうといつまでたっても次に進めなくなり、モチベーションも落ちてしまいます。ここでは、ピンインとは何か(何で構成されているのか)、それぞれのピンインはどんな音なのか、そして声調とは何か、実際の発音はどんなものか、を押さえましょう
取り組み② 文法編を通読
2〜3時間と時間を決めて、1冊全てを最後まで読みます。カフェなんかでまとめて一気にが良いです。この目的は全体像をつかむこと、そして、何より初めての中国語に馴染みを持つことです。完全に理解することが目的では無いので、時間を決めて読んでしまいましょう。
取り組み③ UNIT毎の丁寧な理解
各UNITを丁寧に読んで、公式に書かれている内容とその例文を見比べて、公式に書いてあることが実際の文ではどのように現れているのかを確認しながら理解していきましょう。可能であれば自分なりに単語の入れ替えなんかもするとより理解が深まります。
取り組み④ 例文の音読
音源を聞いて、例文を音読しましょう。発音編でインプットした知識をもとに、真似をするように音読して、中国語の音への意識を高めます。最初は見ながら音読を10回はやって、その後は見ないで真似できるかどうかを試しましょう。この時に文のイメージを浮かべながら音読ができることを意識するとより効果的です。
取り組み⑤ 日本語例文の中国語訳
日本語の例文を見て、その中国語を言えるかどうかを確認します。もし言えないとしたら、その理由は「発音」「単語」「文法(語順)」のどれかなので、どれが原因かなーと確認して、それをできる状態に変えて、再度トライしましょう。
意外と地味で大変ですが、1冊を本気で丁寧に取り組めば、それだけでもかなり力がつくので、ぜひ試して見てください!
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動画でも解説
動画でも勉強方法を解説してますので、こちらも参考になるかと思います。
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コーチ 伊地知太郎