サブミッション 課長は良い人です
何度か申し上げますが「公タマ伝」及び「福島太郎」は、「架空の存在」です。フィクションです。が、もしかしたら、よく似た自治体のエピソードがあるかも知れません。
もしかしたら「あの人がモデルでは」と推察する人がいるかも知れませんので、念のため、説明をさせてください。
「フロンティアミッション」に登場する「課長」は、「凄く優しくて良い人」という設定です。ただ、物語の演出上、少し「抵抗感がある上司」という描き方をしています。
例えば「第4章 3 Spring storm」では、急に方針を変更して筆者に「できるよな」と無茶振りする場面があります。本書では「相手からの売り言葉に、買い言葉。カッチーンときて、筆者に無茶振りをした」ように描いていますが、架空の背景としては、会議の前に、二人で打ち合わせした際に、
「筆者君が6月までに計画を策定したい「できると思う」という気持ちは良くわかった。
けれど、係員は減らされ、俺も部長も着任したばかり。0から話を聞いて考えなきゃならない。まして、国に出す計画となれば市長にも説明しなければならない。途中で部長や市長からどんな指示が来るかもわからない。
そういう状況を考えると、6月申請は相当難しいと思うよ。俺達だけが苦労をするならトライしても良いけど、万が一頓挫して民間の方に迷惑をかけるわけにはいかないじゃないか。6月に計画が出せないことについて、市長や議会などから批判された場合は、課長として俺が説明するし、次長、部長にも説明するから、筆者君、今は無理をするな。まずは、年度末、年度当初のルーティンの業務をしっかり仕上げよう」
という、優しさから10月申請ということで事務を進めようとしていたのですが、会議に参加していた方の発言が切っ掛けとなり
「筆者君も6月申請に挑戦したいと話をしていたし、筆者君の意欲を引き出すために、俺が後押しをしてやろう」
と、考えたのだろうと推察しています。
「筆者君の意欲(周囲の意欲) ≧ 筆者君に無理をさせない、守る」
という感じでしょうか。
その優しさから、当初は筆者を守ろうとしていただきましたが「多少は筆者が怪我してもいいか。舞台から落ちない程度に自由に躍らせよう」とサポートしていただいていたのではないかと、感謝しています。
もちろん、部長も良い人です。いろんな角度から見ることで、見え方が変わりますが、本書では物語として面白い角度から表現しています。しかし、筆者としては当時の上司の方々の優しさに、心から感謝しています。という設定です。
神が与えてくださる試練というものは、成長への道標だと思います。
筆者を成長させていただいた上司の方々に感謝です(繰り返しますが、架空の物語です、設定です)。
本編は、こちらから。電子書籍(500円)がお勧めです。