【感想】パンケーキさん #シロクマ感想文
シロクマ文芸部を主催する小牧幸助さんの新企画
#シロクマ感想文
です。
シロクマ文芸部に参加されている方々は、凄腕の書き手さんが多いので、私ごときが感想を書くのはお恥ずかしい気もしますが、パンケーキさんのこちらの作品。
「タイトルが長いわっ!」
って、誰もが思うであろうツッコミを、まずさせていただきます。
で、ネタバレにならないように控え目に書きますが、「名前」でお題をクリアしつつ物語を展開させるというのは、時々見る手法な気がします。
別な企画ですが「メガネ冠婚葬祭」というお題に対して
「メガネ冠・メガネ婚・メガネ葬・メガネ祭、4人揃ってメガネ冠婚葬祭」
とか書いた方もいると聞いております。
しかし、しかしですねぇ。パンケーキさんの作品は、冒頭で「ファンタジー?」と導入してからの、青春王道というような、爽やかさ・不器用さ・切なさの表現がお見事でした。
読者を青春時代にタイムスリップさせるような匠さでした。
もっとも、私は男子校でしたので「汗臭い・男臭い」だけの青春でした。
それはさておき、美しい詩のようであり、確かなリアルさ、登場人物の息遣いを感じるような内容に、ただただ読み惚れてしまいました。
最初に長いと感じたタイトルについても、読み終えると納得させられてしまうという、見事な仕掛けでした。
パンケーキさんの、他の作品を拝読していないのですが、「凄い書き手さん」と思わずにはいられません。とかく、全くnote街は「凄い書き手さん」が次から次に現れるので、怖くて面白い街です。
短い感想で恐縮ですが、読ませていただいた感謝をお伝えしたく、シロクマ感想文として投稿させていただきました。
そして、久しぶりに、あのお方に登場していただきます。
『パンケーキはん、なんちゅうもんを読ませてくれたんや…なんちゅうもんを…これに比べたら太郎の作品は』
なお、もしパンケーキさんが本稿をお読みいただいた際に、不適切な内容を含んでいると感じた場合、コメント欄でその旨を指摘していただければ本稿は削除します。