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チオの話

 我が家には2匹の猫がいますが、兎角話題にするのはナッツが多い傾向にあります。ナッツの方がアクティブというかアグレッシブなので話題にしやすいのです。

 そこで今夜はチオに特化した記録を残しておこうと考えた次第です。実は先ほどまで休日出勤をしており物語を創作するような力が残っておりません。

 まずサムネ画像ですが
「散歩するナッツを階段の踊り場から恨めしそうに見るチオ」
になります。「階段・恨めしい」という言葉からは名作ショートショート「非常階段の男」を彷彿しますが、関連はありません。

 こんな場面も毎朝のようにあります。

 チオは基本的に臆病な性格で、未だにハーネスを嫌がり逃げていきます。去年の5月くらいに着けたのが最後になります。
 ちなみに臆病過ぎて、私の姉やお客さんの気配を感じると逃げたり隠れたりして姿を見せません。昨日は階段下の収納庫に隠れた結果、ヘルパーさんにドアを閉められて軟禁されるという事件も発生しました(数時間後に無事に救出しました)。
 
 またチオもチュールが大好きで、時々(1日に数回)おねだりに来ます。ナッツは私に乱暴してきますがチオはフミフミかニャンニャンと鳴いてきます。

 なんだか悲しそうな顔をしていますが、基本的にこんな顔つきです。ちょっと垂れ目なのかもしれません。
 
 この逆光の写真は網戸に爪がかかり取れないところです。

踊り場 窓

 散歩(ハーネス)は嫌がりますが、外には興味深々で、この窓がお気に入りでもあります。窓や網戸を自分で開けてしまうのでちょっと怖いですが、鍵は閉めずに、外を見せています。

 2021年12月、100km以上離れた「相双保健センター」に保護猫のお見合い・譲渡申込みに行った際は、ナッツだけを譲り受けする予定でした。
 愚図愚図愚駄愚駄と説明する係員に乗せられるようにして
「2匹一緒に譲り受けます!」
と啖呵を切りました。

 逃げ出すリスクはあるし、ご飯代などのコストは倍になるし、睡眠時間は削られ、泊を伴う旅行にも行けない。
 損得とか、タイパコスパで言えばマイナスしか無いような気もします。
 けれど尊徳で言えばプラスというか2匹が居ることで掛け算のような効果を感じます。ご飯やチュールを2匹が美味しそうに食べたり、2匹がじゃらける姿は2倍以上の魅力を感じるのです。

左ナッツ 右チオ
左ナッツ 右チオ

 幸せそうな2匹を見て、私も幸せな時間を過ごせています。2匹を看取るまで健康でいなきゃと自戒や自制を感じています。

 あの時2匹を譲り受けする決断をした自分はエライと、チオっとだけ褒めたくなります。

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