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やっぱ沖縄かな(沖縄旅行振り返り)

 今年も残すところ、1週間。柄ではないけれど、指先の動くままに今年の振り返りをしようと考えたところです。
 自分自身の最大の思い出は「沖縄旅行」でした。17年振りにサムネ画像の「平和の塔」を見に行き、色あせた姿に衝撃を受けたことです。
 以前は、こんなに美しい姿でした。美しいだけではなく、平和の尊さを噛締める場所でもあります。

平和の塔 2005年くらい

場所は沖縄本島 喜屋武岬になります。
地図の右下にあるのが、荒崎海岸です。

 荒崎海岸を撮影した、下の景色が、ある物語とリンクします。

荒崎海岸

 で、沖縄旅行で那覇に着いた当日に発売されたのが、こちらです。

 すぐダウンロードした私は、この本で潮渡橋を知りまして、偶々宿泊先の近くでしたので、観に行きました。
 国際通りの近くになります。

潮渡橋
 

 で、この時は、「会津ワイン黎明綺譚」という物語をkindle出版した後で、ボヤンボヤンと次回作のことを考えつつ、
「いつか、沖縄が登場する物語を書きたいものだ。けど、難しいだろうなぁ」
と考えていたのです。

 で、沖縄から戻り、新作となる「スプラウト」のための情報収集をしていたところ、モデルとしている農家さんの取材記事に
「沖縄で放牧豚を見て、自分たちもやろうと考えた」
との一文があるではありませんか。

 沖縄旅行と「スプラウト」がリンクした瞬間でした。
「喜屋武岬も潮渡橋も、作品に取り込んでしまおう。首里城公園も、金城哲夫資料館も」
と、意気込みましたが、私の筆力の無さから「金城哲夫資料館」は割愛しました。代わりということではありませんが、「いちゃりばちょーでー」を盛り込みました。この言葉は、この本がきっかけで知りました。

 結果として、スプラウトという本に沖縄を登場させることができ、かつ、内容を充実させることができた、と感じております。
 「沖縄編」と「いちゃりばちょーでー」が無ければ、物語の軸が細いままで終わるところでした。

水蝸牛さん、ほんとありがとうございます。

 スプラウトという物語は、「時代が生む光と影」のようなものを意識していまして、経済の高度成長期にあった「金の卵」という煌びやかさの影にあるものも表現したかったのですが「潮渡橋・ナカニシヘーイ」のおかげで、取り込むこともできました。

 何よりも、「米政策・Oー157問題・原子力発電所事故」の背景に感じる「国の施策という悪意」、その悪意の究極の姿が「戦争」になる。
 国の悪意を許してはいけない。
 戦争へ進む道を押し戻さなくてはいけない。
 悪意ではなく善意を。暴力ではなく笑顔を。
 武器ではなく、花や食べ物をその手に。
という想いを沖縄旅行とスプラウトという創作を通じて、再認識させていただきました。
 ということで、平和への想いを再認識した2022年12月にkindle出版しました「スプラウト」。農家の一生を描いた真面目な物語ではありますが、多分エンタメ感もあると思いますので、読んでいただきたい一冊となりました。
#何を書いても最後は宣伝
 特に沖縄の方に、読んでいただきたい一冊となりました。


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福島太郎
サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。