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【駄文】思わぬ効用

 連日、「会津ワイン黎明綺譚」の話で恐縮です。
「表紙を森田はぐみさんに描いていただこう」
「noteで交流している方々に、粗原稿を読んでいただこう」
という形で、noteというプラットフォームでの交流を作品作りに活かしていました。が、実はそれだけではないのです。

 「夢見る木幡山」の際には、きよこさんと伴走するように、「12月中に発刊する」というゴールを見据えていました。今回は、初期の構想の難しさに「諦めるか」という気持ちが過ぎり、心がふて寝しましたが、「そい先生」と「はるかぜるりい」さんが新刊を発刊されたことに刺激を受け、また立ち上がることができました。が、実はそれだけではないのです。

 何度かネタにしている「くじらさん」の「元宮ワイナリーはワインの話じゃない」、「名もなき詩」などのお話をタイミングよくいただき、縁というか、シンクロというか偶の力が、そのまま執筆の力になりました。が、実は(もうこのフリはやめます)

 「木幡山」と「阿武隈川」では、作中に使用する写真を自分で撮影に行きました。今回も「猪苗代湖」や「磐梯山」の写真を撮影してきました。しかし、執筆がはかどりましたのが4月ということで、「葡萄」の写真が無いのです。他の方の写真を購入やフリー素材の活用を考えましたが、どうもしっくりきません。
「仕方ない、葡萄や葡萄畑は諦めるか」
 そんなことを考えた時に、以前「ふくしま逢瀬ワイナリー」のイベントに参加した時の資料が目に入りました。

 葡萄の写真がありました!
 葡萄の写真がありました!

 ふくしま逢瀬ワイナリーのスタッフに連絡し、もにょもにょと伝えました。
「売れない小説をKindle出版しているのよ。今度の作品は会津の葡萄農家なのです。葡萄の写真を使わせてください」
 スタッフからは快諾していただきました。調子に乗った私は、くじらさんにもお願いしました。
「筍ご飯の写真を使わせてください」
 くじらさんからも快諾していただきました。
 くじらさんは、何稿か「春の山菜料理」の写真を使用した記事をあげていましたが、「大きい筍」を使った筍ご飯の写真が、私の心を撃ちぬいたのです。
 そんな理由で、ある場面に急遽、筍ご飯が登場することになりました。元記事はこちらになります。

 毎回のことながら、この言葉を噛み締めます。

人生に無駄なこと

 昨日の記事で、少し触れましたがnoteの交流の影響もあり、「北海道」を意識することが増えていますので、主人公二人には「熊とコロボックル」という設定も隠してありました。

 タイトルや表紙も含め、作品ではお伝えしきれない、裏話をこうして語れるというのは、なかなか気持ちが良いことでもあります。皆様、お付き合いいただきありがとうございます。
 毎回、作品を上梓した後に思うのは、note街の皆様との交流があるおかげで、創作できる有難さになります。
#かこに感謝し未来を夢見て生きていく
#何を書いても最後は宣伝
 拙い作品を並べるのは、恥ずかしい気持ちもありますが、駄文屋 福島太郎は

まだだ、まだ、終わらんよ

 という気持ちでおりますので、引き続き仲良くしてくださるようお願いします。今日も笑顔で善い一日を!


サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。