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新作に向けての忘備録

 ボヤンボヤンと新作に向けてアイディアの種を集めはじめています。というか現状は「土づくり」のような段階ですが、メモ代わりに書き残しておきたいと思います。

・舞台は福島県喜多方市高郷村(たかさとむら)がモチーフ
 福島県の北西部に位置する山村、只見川と阿賀川があり、ダムもある
・現代の物語(令和6年か7年くらいの夏)
・主人公は小学4年生の男子児童、父は地元の土木会社勤務、母は癌で闘病中、癌は末期に近い状態
・地元には化石を展示している「カイギュウランド」がある
 カイギュウというのは、マナティやジュゴンの祖先で既に滅亡した種
・主人公はちょっと化石が好き(マニアではない)
 海に行けない母に「海の化石」を見せて喜ばせたいと考えている

 こういう設定をベースにしたある夏の物語、カイギュウの化石が起こした奇跡を描きたいと考えているところです。
 起  化石と少年
 承  家庭や学校
 転  台風一過
 結  海
このような組み立てです。文字数はあまり多くするつもりは無いです。
これまでの創作で見えてきている課題
・人物・情景・心理などの描写をなるべく丁寧に描くこと
・食事(料理)の場面を描く
ということは意識したいとも考えています。

 特に児童向けということではなく
「優しいカイギュウが登場する物語を書きたい」
という1点の想いを貫けるかという感じです。

 まだまだ設定も展開もまとまらずですが、焦らず気負わずに世界観を創りあげたいと考えています。今年になり「カイギュウ」という生き物がいたことを始めて知りまして、喜多方市のカイギュウランドの掲示物に書いてあった言葉
「優しすぎて滅んだ」
という言葉が胸に刺さっております。
 
 優し過ぎて滅んだカイギュウの魂を掘り起こし書き残したい、カイギュウランドやその化石に纏わる話を現代に蘇らせたいのです。
 こうして考えていて
「そんな話、誰が読むんだ」
とツッコミを入れたくなりますが
「好きなことを 好きな時に 好きなように書く」
をモットーとしている私の「スキ」の大きな矢印がカイギュウに向かっている感じです。

 どのようになりますことやら、もう少し調査を進めつつ構想を練りたいと考えています。どうなりますことやら。
#何を書いても最後は宣伝
 特に関係はありませんが、久しぶりに「元宮ワイナリー黎明奇譚」を置いておきます。


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福島太郎
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