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書籍化の憂鬱

 「題名のない物語」を中心とした電子書籍の出版に向け、原稿の修正・校正作業に入りました。この作業は正直苦手です。ノリと勢いで行動しているので、緻密な作業とか、品質管理などについて、気持ちが入らないのです。
 また、電子書籍用のデータ作成については、外注予定なのですが、作業を受けていただけるかどうかの問い合わせをしており、場合によっては少し待たされるかもしれません。

 しかし、憂鬱なのは、そういうことではなく、「自分ルール」として、書籍化した原稿については、noteでの公開を止めることにしていますので、それが残念なのです。
 書いたからには読んでいただきたいという思いがあります。
 電子出版に要する費用ですとか、自分の労力については回収する気がないので、売れなくても実害はありません。
 なので、電子出版した原稿についても、noteでの公開を続けたいという思いもあるのです。一方、大事なお金を費やして電子書籍を購入していただいた方との差別化をしたいとの思いもあります。現時点では、後者を選択していますが、この相反する思いが憂鬱を生んでいることになります。

 なので、電子書籍を購入する価値があるか判断がつかないので、原稿のデータを送って欲しい、試し読みしたい。という申し出があればデータを提供する考えでいるのですが、需要が無いようで、一度も問い合わせを受けたことがなく、憂鬱なのです。

 ただ、今回の電子書籍に際し、「公タマ伝」の原案の時から助言をいただいている「天使の一人」に、メインとなる「題名のない物語」のnoteリンクを添付してご案内しました。この方から、感想をいただけるかもと、期待しています。
「公タマ伝は、ワクワク・ドキドキしない」
「この本に需要はありますか」
という名言を司る天使です。この方から「ワクワクした」とか「ドキドキした」、できれば「キュンキュンした」という言葉をかけていただけるか、について、ちょっと期待しています。
 もし、そういう言葉をいただけたとしたら、憂鬱なんか吹っ飛ぶ気がします。何の感想もいただけなければ、憂鬱鬱鬱・鬱鬱鬱くらいの気持ちで
「愛の反対は憎しみではなく、無関心である」
という言葉を泣きながら噛みしめることになると思います。
 そんなわけで、非公開になる予定の投稿のラインナップは以下のようになります。もし、ここまでお読みいただいた方で、「この原稿を読めなくなるのは嫌」という方が入れば、ダウンロードしていただくか、「原稿データを送付」ということで御連絡ください。

第1章 題名のない物語
 第1話 海路
 第2話 交差路
 第3話 京橋
 第4話 石橋
 第5話 岐路
 第6話 中央大橋
 第7話 日本橋
 第8話 帰路
 第9話 夢路
 第10話 セレーノ
 最終話 カーテンコール

第2章 題名のない物語 WSS(ウエストサイドストーリー)
 第1話 華
 第2話 変
 第3話 杯
 第4話 護
 第5話 運
 第6話 奇
 第7話 料
 第8話 歌
 第9話 突
 第10話 離
 第11話 枯
 第12話 来
 最終話 グランドフィナーレ

第3章 旅する日本語+(プラス)
 第1話 日本海夕陽ライン
 第2話 二人を別つまで
 第3話 つなぐ
 第4話 帯をギュっとね
 第5話 ふくしま逢瀬ワイナリーのシードル
 第6話 思い出の食安
 第7話 いつかの吉野家
 第8話 ペテン師の兆し
 第9話 叱らないことの原点
 第10話 負け戦 一考
 第11話 二人を繋ぐもの
 第12話 退院前夜から1年
 第13話 水商売を始めた役場の話

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福島太郎@kindle作家
サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。