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【駄文】お前は、天才か!
過日購入した、ふくしま逢瀬ワイナリーの「アップルブランデー」を味見しました。毎回のことですが、醸造家に言いたくなります。
「お前は天才か、どうしてそんなに酒づくりが巧いのだ!」
実際に面と向かい伝えたこともありますが、掛値なしにその才には驚かされます。
「美味しいブランデーであり、美味しい林檎のお酒であり、まさにアップルブランデーと表現するしかない」
というのが、今回の感想です。林檎とオーク材がブレンドされた芳醇な香りとか、ほのかに感じる林檎の甘みなんていうような、ありきたりな表現は不要と感じています。
「いいから飲め、味わえ」
と、おススメしたくなるような、宝石のような美しい味わいです。
この醸造家の本業はワインのはずなのですが、シードルもリキュールもブランデーも美味しく仕上げるのですよ、「ちょっと、わけわかんない」レベルなので、語彙力が無い私としては
「お前は天才か!」
と言うしかないのです。
ただし、正直ワインは、まだまだだとも思います。「ポテンシャル」は感じますが、安くて美味しいワインは、他にたくさんある感じです。
しかしながら、素人目には「葡萄が若すぎてお酒にするのは無理でしょう」という材料を恥ずかしくないというか、ちゃんとした商品にする技術が凄いとも思うのです。
「何で、どしたら、あれが、こうできるの」
という感じですので、ある意味では「大魔導士」レベルの錬金術師かも知れません。
とは言え、そこに至るまでの「道程」と申しますか、努力は並みのものでは無かったとも思いますので、軽々に「天才」という言葉を使うのは不適切だろうとも考えています。
復興支援という大きな理念の中で、「良い物を創ろう」という風があったとが幸運だった、という穿った考えも払拭はできません。
とは言え、ふくしま逢瀬ワイナリーが誕生してから、ずっと見守りつつ、5年間に渡り新作を味わい続けたオッサンを、驚かし続けるレベルの酒を醸す醸造家のことを思うと、「天才」の他に言葉が出ないのですよ。
コロナ禍ということもあり、ここ一年以上、宴席をともにすることは無いのが寂しくはありますが、こうして彼が醸した酒を楽しめることは、幸せな時間です。作品を通じて繋がることに感謝です。
私が作品を褒めると、謙虚な醸造家は、いつもこう応えます。
「僕が凄いんじゃなくて、果物が凄いんですよ。僕はここでお酒を造ることができて、すごく嬉しいんです」
『あなたが、ふくしま逢瀬ワイナリー居てくれて、嬉しくて、有難くて、幸せですよ』とまでは、恥ずかしくて本人に伝えることができないのですが、次に逢う機会があれば伝えたいです。
「あなたが居てくれるから、あなたが美味しいお酒を醸すから、僕はふくしま逢瀬ワイナリーのファンでいられるのです。ずっと、この地に居てください」
いや、プロポーズしてるわけでは無いのですけどね、また、後継者を育成して欲しいとも思うのですけどね。
それでもなお、この天才が歩み道を見届けたい、と思うのです。
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(この投稿は個人の感想です、商品の品質や美味しさを保証するものではありません)
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