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ヤスイヒトデイタイ

 日本では1992年12月12日に公開となりました映画で「永遠(とわ)に美しく」という題名のものがありました。
 この映画で印象に残ったセリフが
「アタシのことチープな女って言ったのよ」(ウロ覚え)
というものでした。もう30年を経過しようとしていますが、未だに自分の中で考え続けています。

「チープな人でもよいのでは。むしろヤスイヒトデイタイと思う」
 ということを私の中では是としています。
 一つの理想像として、宮沢賢治先生の「雨ニモマケズ」があるからかもしれませんが、チープな人、ヤスイヒトでありたいと思うのです。つまり、今回のタイトルを漢字で書けば
「安い人で居たい」であり、現状のような「安い人で痛い」ということではないです。

 高いモノには高いモノなりの良さがあると思いますが、安いモノには安いモノなりの良さもありますし、私の場合「高いモノ」を購入したり、身につけたりすると、緊張してしまい、汚したり壊したりしたら、もの凄く不幸せな気もちになります。それであれば、安いモノを安心して使い倒すのが自分に合うと考えています。

 分相応ということを踏まえれば、安いモノがお似合いということかもしれません。ですが、不幸ではなく「吾唯足知」のような充足感で満たされたいとも思うのです。
 それに、安い心で安心、安いが全てで安全です、よいですよね。安い人もよいと思うのです(この太字部分、めいさんのコメントを受けて追記しました)

 という展開で終わってしまっては、福島太郎としては満足できない訳です。

 勘の良い方はお気づきかと思います。タイトルをカタカナで「ヤスイヒトデイタイ」としたことに、何らかのギミック(仕掛け)があるのではないかと。

 はい、私は「安い人」であると同時に「易い人」でありたいと、常々考えて行動しております。
「話し易い」「相談し易い」「言い易い」「ツッコミ易い」
ということを常に意識しています。
 また、「易」という字には、形容詞的用法として「和やか」とか「穏やか」という意味があります。動詞的用法として「交換する」「変わる」「治める」などの意味があります。

 年齢を重ねてきますと、職場などで気を使われたり、忖度されたりして、周囲の本音や現状が見えにくくなると感じています。自分自身も、考え方が硬直したり、損や失敗をおそれるあまり、経験に基づく前例踏襲を選択する方向にはたらくと感じています。
 できれば、そうでは無い人間でありたいと考えています。
「和やか・穏やか」に、けれど変化を恐れず全体の最適解で治めることを目指したいのです。

 だから「ヤスイヒトデイタイ」のです。

 ちなみに「易」という漢字には「軽んじる、侮る」という意味もあるようですが、そういう評価も受け入れて過ごして生きたいと思うのです。

 さて、皆様お待ちかね
#何を書いても最後は宣伝
 の時間になりました。冒頭に「永遠(とわ)に美しく」とありましたので、勘の良い方はお気づきかと思います。本日御紹介するのは、こちら「夢見る木幡山」です。

「はぁ? 全く関係ナイジャナイ」
と感じる方もいるかもしれません。しかし、この書籍のエンディングには

  木幡山は永遠の夢を見る。
  集う人々は、夢を語り、より良い未来を目指して、永遠に歩み続ける。

福島 太郎. 夢見る木幡山 (Kindle の位置No.837-838). pubfull. Kindle 版.

となっております。私の著作におきましては「永遠」と言えば、「夢見る木幡山」なのです。本日は木幡山 隠津島神社におきまして「木幡の幡祭り」が挙行されたはずです。
 古い動画ですが、ここに「木幡の幡祭り」の動画へのリンクを埋めておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=GHCSRgq_vKQ





 


 

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