オチの無い毎日が幸せだ
今回のタイトルは「ゴルシさおり」先生のマガジンのタイトルから、そのままお借りしました。noteでは、#育児漫画というカテゴリーで無料で漫画を投稿されています。
今回は、直接先生の漫画について考えるのではなく、この「タイトル」について自分なりに咀嚼することに挑戦します。去る10月31日に西会津の如法寺さんを参拝したことを「ハロウィンですが異世界放浪記」という投稿にまとめました。
実はこの時に、現地に行くまで知らなかったのですが如宝寺さんは「会津のコロリ三観音」の一つということでしたので、あらためて本日「コロリ三観音」をお参りし、御朱印をいただいてきました。
『病気などで苦しむことなくコロリと死にたい』
と漠然と考えることもありましたが、このような信仰がある背景には
『コロリと亡くなった方に対する、残された方の救済』
という側面もあるのかなぁ、と今回は感じたところです。生きている間に、もっとわかってあげれば良かった、もっと〇〇すれば良かった。という悔いを抱く方々に対し
『コロリと逝き、観音様に救われて、幸せに暮らしてますよ』
と、支えることにつながるのかなぁ、とか、家族や知人に対し
『お互いに、いつコロリと逝くかわからないけど、幸せでありますように』
という祈りの受け皿になっているのかなぁ、とかを考えてしまいました。そして、
「今、生きている、生かされていることは、何と幸せなことなのだろう」
と考えたときに、ゴルシ先生のタイトルが心を占めたのです。
オチの無い毎日が幸せだ
オチは無いけど、苦しいことや辛いことはある。だけど、そこには幸せもあるはず。そんな「気づき」を大切にして「笑い」に昇華し「漫画」で残す。そんなゴルシ先生に、あらためて尊敬の念を抱くことになりました。
仏教において、人生の大きな四つの苦しみは「生・老・病・死」であると聞いたことがあります。逃れることができない苦しみであるとも言えます。戦おうとする方もいると思いますが、勝ち目は無さそうです。
四苦があることを受け入れ、大きな幸運も、面白いオチも来ない毎日をどのように過ごすか。何気ない日常でも「笑・朗・幸・嬉」はきっとある。
ゴルシ先生の漫画はそんなことを感じさせてくれるのです。
なお、私が住む郡山市から会津若松市に向かう時は、西進することになりますので、誠心誠意お参りして、清新な気持ちで帰宅しましたので、精神的にも安定してこの稿を綴るという駄洒落で締めさせていただきますこと、御赦しください。せめてものお詫びに、三観音様のお寺の写真などをご覧ください。
まずは恵隆寺さんです。
続いて如宝寺さん
最後は弘安寺さんです。
ちなみに、この弘安寺には、千円札の肖像である「野口英世」さんの母「野口シカ」さんが、英世さんの安寧を祈願するため、毎月10里(40㎢)の道のりを徒歩で通い参拝されていた。という逸話が残されていました。母の想いは偉大です。
なお、サムネ画像は、前回の如法寺さんを参拝した際に購入した「疫病退散香」の受け皿として利用しているものになります。猪苗代町の写真もどうぞ。
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