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創作大賞感想 #ソウアイの星

 青豆ノノさんの作品「ソウアイの星」はこちらです。

 6月30日から7月15日にかけて毎日早朝に投稿されていたこちらの作品、ほぼ毎朝楽しみに拝読していましたが、感想を書くことがすっかり遅くなってしまいました。なおネタバレはありませんので安心してお読みください。

 「恋愛」ですとか舞台となる「吉祥寺」とか「バンドとかライブ」とかの世界観が自分と余りにもかけ離れていて、どう受け止めれば良いのかわからないのです。それでも、作品を楽しませていただいたファンとして「枯れ木も山の賑わい」として書き残しておかなければと思うのです。

 私が感想を戸惑う理由の一つに、作品の設定から「ハイティーン少女」又は「若い女性」向けという印象を抱いたからかもしれません。
 主な登場人物が若いこともあり「オッサンとはかけ離れた世界」、それこそ「輝く星空」のような手が届かない煌びやかな方々のことを、くたびれたオッサンが分かり合えるものではない。という気持ちを抱いたからかもしれません。
 もちろんオッサンにも「若い時」はあった筈なのですが、このような美しい恋愛とはかけ離れた世界でした。

 まぁ私のことはさておき、「恋愛小説部門」に応募されているので「恋愛小説」なのだとは思いますが、読後の感想としては「恋の比重が少ないですよね」というものでした、良い意味で「愛の物語」という印象です。何かの本にこんな言葉が書いてあった気がします。
『恋にあるのは下心 愛にあるのは真心』
この言葉の真偽はともかく、主人公の心情からは、恋にある「独占欲」を感じることができません。所謂「推し」への「尊さ」が強く「恋」というよりも「愛」の強さを感じるのです。もっとも、それだけでは無い気持ちもあり主人公が葛藤することで、周囲を巻き込みながらドラマが生み出されていきます。主人公が推しへの愛を優しく抱き、その胸で育むようにして物語が展開します。

 そしてそれは、主人公の「推し」からも似たような感情と感傷を感じることで、物語は主人公の心は深淵に堕ちていくのかもしれません。主人公たちに救いはあるのか、愛は成就するのか、襲いかかる推しの危機を前にしてどのような選択をしていくのか。
 暴力も裏切りも命がけもありませんが、ドキドキハラハラの展開が続きます。
 
 このように考えると、7月中旬に私の不整脈が悪化したのは「ソウアイの星」でドキドキハラハラし過ぎたかもしれません(すいません、嘘です)。

 まぁ私のことはさておき、超一流の「書き手」である青豆さんが書いた恋愛小説
「どうして面白くないはずがあろうか、いやそんなことはない」
ということで、「ハイティーン少女」とか「若い女性」だけではなく、恋に憧れ、愛を育む全ての人に楽しんでいただける作品だと感じています。
 お読みいただければと存じます。

 あーー、こうして書いていて、青豆さんお作品の善さを伝えきれない自分の筆力不足を嘆いています。
 私の感想は信じなくても良いので、青豆さんの作品の素晴らしさは信じてください。
#何を書いても最後は宣伝
 青豆さんとの豆繋がりで、こちらの作品を貼らせてください。この作品もとても素晴らしい作品だと感じています、信じてください。
 「動物小説部門」があれば、私の中ではこの作品が優勝です。


 

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福島太郎
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