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「蔵とラーメンだけじゃない」、カイギュウも!

 福島県喜多方市は「蔵とラーメンの町」と称されることがあります。『その女、ジルバ』という池脇千鶴さんの主演で2020年春にフジ系で放送されたドラマがありました。あのドラマの原作漫画では主人公の出身が「喜多方市」という設定で、弟が蔵を改修してカフェを営業する展開がありましたが
TV版ではどうなったのでしょうか。
 ちなみに原作漫画を描いた「有間 しのぶ先生」は福島県会津若松市出身だった氣がします。「深谷かほる先生」は福島県石川町出身です。という、どうでも良いマニアなネタを置いておきます。

 さて本題です、私は本日「喜多方市」を訪問してまいりました。喜多方市と言っても広うございまして、今回のお目当ては「旧高郷(たかさと)村」にある「カイギュウランド高郷」でした。
 カイギュウという生き物の存在を最近まで知りませんでした。ジュゴンやマナティと同種になるようです。そのカイギュウをメインにした施設が福島県内にあると知り、知的好奇心を刺激された私は、通いなれた会津へと車を走らせました(高郷に行くルートは、旧新鶴村(会津ワイン黎明綺譚)、金山町(銀山町妖精綺譚)と途中まで一緒で、ここで左折すれば新鶴村の交差点を直進し、もう少し先の交差点を左折すれば金山町というところで右折して向かうことになります。
 
 ナビに従い車を走らせた私が視たものは、カイギュウランドの看板と

 道路を塞いでいる木の枝でした。ガッデム!な気分です。台風の被害がこんなところまでおよぶとは考えていませんでした。私は車を降りて木をどけようとしました。
『うんとこしょ どっこいしょ それでも木の枝動きません。
 うんとこしょ どっこいしょ それでも木の枝動きません』
 転せば少しは動きますが、持ち上げてどかすことはできません。台風一過の青空の下、嫌な汗がタラーリタラーリと落ちてきます。私は車を置いて徒歩でカイギュウランドに向かいました。もう施設は見えているのですから
『車で行けないなら、歩けばいいのよ』
ということになります。そして私は反対側にも道路を見つけましたので、車に戻り別ルートに向けて走らせました。

 入館料をお支払いすると受付の女性が
「化石発掘体験はいかがいたしますか。本来なら予約制ですけど、今日は空いているので予約無しで大丈夫ですよ」
と笑顔で誘ってくださいました。据え膳食わぬは、いえそうではなく「書き手」として体験することは財産になりますので、「1時間半」かかるという「化石発掘体験」を申込ました。入館料を合わせて600円の出費となりました。

 贅沢にも先生にマンツーマンで御指導をいただきながら、いくつかの化石発掘を堪能して、予定時間より早めに切り上げさせていただきました。童心に返って石と戯れるのは結構、楽しかったです。発掘した化石はお土産としていただくことができました。

2枚貝(私は2枚舌と言われます)
右上 巻き貝(私は負けガイと言われます)

 そして化石発掘をする私の心をウズウズさせたのは「化石の日」という話題です。「誕生石」というものがありまして、誕生日により様々な煌びやかな宝石が設定されているのですが「化石の日」という誕生日もあるそうです。 note街のクリエイターさんから教えていただいた話になります。

可愛いカイギュウ
これで1/2サイズのようです

 化石発掘体験を終えた後、展示品を見学し知的好奇心を満たした私は、さらに貪欲に知識を吸収するため「高郷公民館」に向かいました。郷土資料を通読して、カイギュウランドを深堀りしたかったのです。

 休館日でした。
 知識欲は満たせませんでしたが、近くの温泉施設で食欲と元気を満たして、さらに車を走らせたのでした。
(この後、喜多方市図書館に向かいました。開館していましたが「これ!」という資料は見当たりませんでした)。

川が綺麗

 また、カイギュウは絶滅していますが、その経緯については「人間不信」に繋がるおそれがあるのでお勧めしません。乱獲だけではなく、その狩猟方法が残酷過ぎました。 

 その点を除けば、穏やかでそこそこ充実した大人の休日でした。明日も元気があれば県内をお出かけするつもりです。 
 元気なら明日は東に向かい、目指せ「いわき石炭・化石館ほるる」の予定です。

#何を書いても最後は宣伝
 会津を舞台にした作品が

会津ワイン黎明綺譚と銀山町妖精綺譚です。


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福島太郎
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