答えはきっと奥の方
noteで、心が躍るポップなエッセイを投稿されている「石元みとんさん」が、1月11日に投稿した『「夕焼けポスト」からの返事』を拝読して、コメントだけでは表現できなかった想いを稿として起こしてみます。
今回のみとんさんの投稿は、いわゆる読書感想文なのですが、普段の「みとん日和」の柔らかい展開とは異なり、「観自在」の概念を取入れながら、心のありようを哲学的に掘り下げて表現し、「答えは本人の心のままに」と結んでいらっしゃいました。普段からみとんさんのファンですが、今回は特に心を動かされ、今も反芻しているところです。
この稿を拝読して、心に浮かんできたのが「THE BLEU HERTS」さんの「情熱の薔薇」の歌詞でした
『答えはきっと奥の方 心のずっと奥の方 涙はそこからやってくる 心のずっと奥の方』
歌詞の全文をあらためて確認し、みとんさんの投稿と重ね合わせて、その美しさを堪能しています。この曲はCMソングとしても使われていましたので、ご存じの方もいらっしゃるかと思います。
さて、巷では「コーチング」という手法が広がりを見せているようです。少し前であれば「カウンセリング」として、教え・導く手法でしたが、コーチングは、本人の心を引き出して導く技術なのかと、私なりに理解しています。そして、コーチングというと新しい技術のようですが、本質的には「観自在」と同じような概念になる印象を抱いています。「答えは本人の心のままに」、それを気づかせるための考えが「観自在」でありコーチングなのではないでしょうか。
心が迷子になったり、袋小路に入った時に、少し視点を変えて道を示すけれど、選択するのも、歩むのも「自分自身」ということが、将来的に後悔の少ない生き方になるような気がします。
また、「親」という字は「木の傍に立って見る」という考え方が好きなのですが、この考え方にも同じような印象を持っています。
私自身、こうしてnoteに投稿することで、自分自身の心を「観自在」の視点で深堀りしているのかも知れません。そして、皆さんと交流させていただくことで、さらに視点を増やしているような感じもしています。そういう意味では、リアルな世界で生きている「よしきく」と「心の中」にいる「福島太郎」との交流記録が、noteの投稿と言えるのかも知れません。
「より良き生き方を目指して、自分が何ができるか。何をすべきなのか」、未だ答えが見つからず、模索する日々ですが、答えはきっと奥の方、心のずっと奥の方にあるのだろうと考えています。
みとんさん、いつも良き気づきをありがとうございます。
そして、自分の中の答えが出た場合、それが正解とは言えないかもしれません。けれど「正解にすることができる」とも考えています。どんな選択であれ、正解にすることができると信じています。「題名のない物語」の主題でもあります。
『ちゃんと、もっと幸せになりましょう。私たちはまだ生きているんですから、ここからでも何かを生み出せると思いませんか。
そのために、私は何ができるのか。大事なことは、これからどうしていくかです』