【駄文】漫画 ブスに花束を
以前、お題投稿に関連して次のような投稿をしました。
ここでも取り上げていた漫画「ブスに花束」をについて、今日も少し語りたくなってしまいました。現在、pixivでの無料連載は修学旅行として「京都」を舞台としております。実は私がこの漫画と出会ったのが「京都」を旅行していた時でして、上の娘が京都在住時、下の娘を連れて「京都・大阪」を観光していた時のことでした。
で、偶々、今日は上の娘が帰省して、少し一緒に過ごしながら、京都の話などをしたせいで、色々と心が波打ってしまいました。
漫画の連載当初は「ブスでおタクな陰キャ」が主人公という、設定で笑いをとるようなシチュエーションコメディの色合いが濃い印象でしたが、それぞれのキャラクターが成長し、コメディを越えた人情話のような展開が増えてきているように感じます。また、不器用なキャラが、もともと多いところに、「敵役」のような設定だったキャラも、良い人になっていく展開は、なんとも心が温まり、安心するとともに、「みんな幸せになれよ」と応援したくなってしまいます。
物語はハッピーエンドで終わって欲しいと願うことが多いのですが、それは主人公だけではなく、全てのキャラが幸せになる「大円団」に憧れます。なお、この漫画の主要な登場人物の苗字は、「山手線」の駅名で主人公が「田端」、恋人が「上野」となっております。このギミックについては「元宮ワイナリー黎明奇譚」でパクらせていただき、主要な登場人物を「福島県内の自治体名」としたところです。ただ、主人公の「大沼」という市町村は無く「大沼郡」という広域のエリアの名称を使用しました。これは「読んだ方が沼に嵌って欲しい」という、作者としての欲望の現れでもあります。
昨日、学生さんたちにも少し著書の話をさせていただく中で、大沼のキーワード「動いてみますか」を紹介しました。黎明奇譚は「物語」ではありますが、広い意味では「公務員のタマゴに伝えたい話」と位置付けておりまして、全て「俺は聞いてない」「それはうちの仕事じゃない」などの、「NOからはじまる市役所」に対するアンチテーゼとして、「Yesから始まり、まずは動き出す」というキャラを設定したところです。
そして、何度も申し上げますが、福島太郎が描いてきた世界は「全て、フィクション、架空の話」です。現実とは関係がありません。と、繰り返し説明しておきたいと思います。
ただ、モデルとなるエピソードはあります。「題名のない物語」もそうでしたが、小さな点のような話を、線としてつなぎ、空想を交えて面として展開していることになります。そんな中、「公タマ伝第2集」に収録している「公民館物語」の登場人物「本橋」のモデルのような方に「実は電子書籍を発刊してまして、ゴニョニョ」とお伝えし、第2集のWordベタ原稿をメールで送付してしまいました。
どんなリアクションがいただけるのか、それともまた「ノーリアクション」となるのか、楽しみと不安が入り混じっています。
「花束とは言いませんから、好意的なリアクションをください」
「バカにリアクションを」
と、心の中でお願いしています。
サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。 皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。