【駄文】悲喜こもごも
志彌‐ゆきみ‐さんの記事にインスパイアして、稿を起こします。
note街にいる方々なら、誰でも感じることがあると思います。「思いが伝わらない」という忸怩たる感情。もちろん、表現者として自分の未熟さを感じることもありますが、受け手が未熟なこともあると考えております。基本的には「読み手の心にあることが正解です」という立ち位置です。
杉谷庄吾先生の漫画「映画大好きフランちゃん」で言うところの
「最高の映画っていうのは(中略)その映画を観た人の心の中で完成するんだわ」
ということに、共感しています。場合によっては、読み手がこちらの作品を受け入れようとせず、ただ自分が攻撃するためのネタにすることもありますが、作品を公開している以上、それはそれで一つの解であると受け止めようと考えています。
最後に埋めましたamazonのリンクから、拙著「公タマ伝」のレビューに寄せられた「sayaka」さんと「ぽんぽん」さんのレビューはおススメです。よくぞまぁ、こんな酷いことを書けるものだ、と感心してしまいました。「sayaka」さんに至っては、読みもしないでレビューを書くという、侮辱・名誉棄損的なことを平気で行っていますので、凄いです。また、ぽんぽんさんは、自分の読解力の素晴らしさを棚に上げていますので、凄いです。
それは、さておき、サムネ画像に使用している「元宮ワイナリー 黎明奇譚」については、書き上げてから、何度か修整をする中で、エンディングが変化しており、書籍化する際には、ある仕掛けをしました。
「ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、わかりにくい」
というものです。そして、この作品をお読みいただいたnote友の「KEROさん」はバッド、「きよこさん」はハッピーに感じるというレビューを寄せてくださいました。お二人とも、「複雑には思いますが、どちらかと言えば」というニュアンスでしたので「大正解」です。お見込みのとおりです。
ということで、基本的には「読み手の心にあることが正解です」という立ち位置でいますが、「伝えたいように伝わった時」、書き手としてはとても幸せな気持ちになれるのは、大正解ということになるのでしょう。
最近は「書きたい時に 書きたいことを 書きたいように」という幸せを日々感じていますが、note街のおかげで、「伝えたいように伝わる幸せ」も感じさせていただいていることにも感謝を申し上げます。
なお、レビューにはありませんが、公タマ伝では「あおきよしみ」さんが「正しく伝わった。大正解です」という記事を上げてくださったこともありました。
また、他の作品では、時に自分が表現しきれていない部分まで読み取ってくださる方も多くいらっしゃいます。黒田製作所物語の「あとがき」は、そのような珠玉の感想が多く寄せられました。寄せていただく感想で、悲喜こもごもの感情が巻き起こりますが、「note街は、魔窟か!」と驚かされつつも、この街で修行を重ねていきたいと考えています。
最後まで、お読みいただき、ありがとうございます。こちらのリンクから、レビューや黒田製作所物語のあとがきなどを読んでいただけたら、さらに嬉しいです。