駄文屋 福島太郎
鬱病を発症し、退職したKという同僚がいました。公民館から生涯学習課に異動してきた職員でした。
当時、K君を支援できなかったことが、未だに口惜しくてなりません。
魅力的な職員でした。公民館では地域の方からの信頼も厚く、意欲ある仕事をしていました。公民館勤務時代にも、何度も助けてもらいました。異動内示が出たときには、とても心強く感じたものです。
K君が居ないということが、筆者を「駄文屋」に向かわせたことになります。K君のような職員を少しでも減らしたいと切に願っています。
命より大事な命令などありません。
健康を崩して実施しなければならない業務などありません。
そう言いながら、筆者は20代、30代、40代、50代で各1回づつ4回の入院を経験していますので、説得力が無い話ではあります。救急搬送3回、手術は2回経験しています。筆者の場合、無理な命令を受けてというよりも、色々と夢中になることがあり、体力が続かない感じです。まぁ不摂生も含め、自業自得ということになるのでしょう。
3回目の救急搬送が2019年11月の不整脈の発作となります。
このようなこともあり、私の係長としての最大のミッションは「係員の健康を守る」としています。成果よりも評価よりも健康です。その原体験が公民館物語にあり、ミッションを果たすための一つの方策が駄文屋としての活動ということになります。
売れる見込みが無い書籍について、お金と労力を無駄にしながら、何故発刊に取り組むのかと聞かれたら、こう応えます。
前途ある皆様が将来に渡り活躍していただくことを期待しています。
サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。 皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。