Z世代では無いけれど
もうすぐ53になりますので、Z世代とは大きくかけ離れています。
それでも、インターネットの走りの時代から、ネットの世界と付き合いながらゆるーく生きてきました。
「今は、なんて凄い時代なんだ!」
と、驚くばかりです。
2000年頃は
「パソコンと電話回線で、デジカメの画像(静止画)を送信できますよ」
程度の話で、周囲が吃驚してた訳です。
「業者に依頼すれば、動画をウェブにのせられますよ」
程度の話をしていたのです。
それが今や、当たり前のように動画を撮影し、ネットにアップしている訳です。(チオの「焼きかつお」を横取りするナッツの動画)
また、昔は自費出版と言えば、数百万円をかけて在庫を抱えるような時代でした。
それが今や、やり方次第では0円で、電子出版ですからねぇ(私はkindle出版の知識と技術が無いので、お金を払って外注しています)。
さて、今月に入り
「古い本の再発行に向けて、テキストデータを入力」
という作業に取り組むことにしました。今の時代は普通のコンビニで
「コピーも取れるし、そのPDFデータも作成できる」
さらに、業務用パソコンではなく、個人が使用するレベルのパソコンで
「PDFデータをOCRソフトでテキスト化できる」
という時代ですので、
「本を見ながら、手入力」
ではなく、
「OCRソフトでPDFデータテキスト化して修正する」
という選択肢があることになります。この分野の技術の進化は凄いです。
で、実際にOCRソフトの体験版を使ってみました。
「それでもカブは抜けません」
じゃなかった。
「それでも変換はできません」
体験版のためか、精度が全然足りません。テキスト化できず「画像データ」で認識してしまいます。ガッカリです。
あきらめの悪い男としては、いくつかのメーカーの「OCRソフト(体験版)」を試してみたところ
「それでも変換はできません」
どころか、怪しげなサイトに飛ばされてしまい、あわや貞操、いやセキュリティの危機に陥りました。アナログ人間は、コピーの束とPCを前に思いました。
「これは、いよいよ全て、手入力とするか」
3ケ月ぐらいかければ、何とかなるか。
しかし、私は諦めの悪い男でもあります。
「PDF テキスト化」
をGoogle先生に繰り返し尋ねました。
「新しいwordでPDFを開くと、テキストとして開くことができます」
何ですと?そんな機能、昔は無かったよね。そんな簡単でいいの?
じゃ、OCRソフトの体験版で四苦八苦したりシクシクしたりした私の立場は?と思わなくもないですが、実際にwordでやってみました。
「今は、なんて凄い時代なんだ!」
精度は今いちのところもありますし、表組や段組みには全く対応できていませんでしたが、「文字のみ」のページはそれなりの結果が返ってきました。
「段組み」についても、最初は「できない」を受け入れようとしました、「諦めの悪い男」による、ちょっとしたアイディアで、テキスト化に成功しました。
(段組みのページを切り離して、1段1段の原稿として、スキャニングしました)
その結果、当初は3ケ月ぐらい見込んでいた作業を、約10日で終わらすことができました。
素人の作業ですから、そう高いレベルの仕上がりでは無いです。納品先に満足していただけるかという不安はあります。
それでも私の中では、達成感・充実感・満足感で一杯です。
「自分でやると決めて、やり遂げた。0であったものを、1にも満たないかもだけど、動かすことができた」
そのように考えています。
目・肩・腰はバリバリに堅くなっていますし、疲れて何度か鼻血を出してしまったり、寝不足で軽い頭痛もありますが、それでも言いたいです。
「実に楽しかった」
そして、漫画「映画大好きポンポさん3」から、大好きな言葉を引用します。
今、この景色が見られる時代に生きて、今この景色を見ることができて、幸せな気分の朝を迎えています。
さぁ、今日は早めに、グッスリと寝ますよ。
そして、明日からは新しいミッションです!
50を越えたおじさんですが、まだまだ自分の人生を諦めてはいないのです。
木幡山が永遠の夢を見るように、私も夢を追い続けます。
サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。 皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。