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【駄文】光溢るる東京国立博物館

 去る7月22日に東京国立博物館を観覧して参りました。そこで思いましたのが、この本の一節でした#何を書くより最初に宣伝

 少しネタバレですが、良いということにしましょう。

阿武隈川には、今も大きな光が流れ て いる。
優しくあたたかな光。
光は人の想い、人の意志。
流れ、受け継がれ、紡がれて大きな光となる。
世界を流れて海に至り、天に昇りて、地に降り注ぐ。
世代を越え、時代を越えて輝く命となり清らかな明るい未来へと進む。
正しく、直き誠の心へと人を導く。
光流るる阿武隈川。

福島太郎著:光流るる阿武隈川より

 ということで、本日のタイトルは「光流るる阿武隈川」のオマージュとなっております。
 真面目な話、展示している作品から感じるのは、光であり命でした。博物館の展示物は、美術品として価値が高いものもあれば、日用品的なもの、何でこんなものを製作したのか不思議なものもあります。ただ、間違いなく言えるのは
「博物館で展示しようとして創作したものではない」
ということになろうかと思います。モノによっては、「売る」とか「使う」という「実利」を全く感じないようなものも多くあります。
 共通しているのは創作されたもの、ということだけ。
 創作者の心の奥にある「創りたい」と思いを「形」として表現し、命を込めて仕上げたように感じたところです。

 それは、自分の心の奥にある「神」と対話するようなものかも知れないと解しました。そして、その「神」は自分の心の奥にもあり、自分にも「創りたい」という思いがある筈と考えたところです。
 博物館はもとより、他者に認められるような価値あるものを作り上げる力はありませんが、自分の中にある小さな光に気づいた以上、この光をより輝かせるために精進しなくては、と思うのです。

 多分、「そい先生」も同じようなことを感じており、この記事にあるように、それを『大いなる意志』(それを「愛」というのかもしれません)』と表現されているのではないか、と感じています。(違っていたらすいません)

 また、はるかぜるりいさんのtwitterから引用させていただくと

川を人生に例えるなら、湧き水、 激流から穏やかな流れ、そして海へ。
岩に砕かれ、砂粒に守られ、意思と心意気は 脈々と受け継がれてゆくのでした。

はるかぜるりいさんのtwitterより

 空から零れたような一滴の雨水、地から湧いたような泥水でも、心の奥にある意志に沿う作品を創り上げることで、形を変えながらも、いずれ大河の一滴となり、海に至り、天に昇ることを夢見たいと考えたところです。

 ちなみに、この「光流るる阿武隈川」は自称「神がいる作品」となっております。そして、私が現時点で一番好きな作品なのです。自分で言うのも何ですが、先ほど引用した部分も含め、当初は、考えもしない、思いもしなかった場面や台詞が、バンバン投入されています。とりわけ好きな台詞の一つが、

『何を言っている1400年だ。小手姫が川俣に養蚕技術を伝えてから1400年以上、川俣の職人は技術を磨き続けている。その途中に、俺やお前がいただけだ』

福島太郎著:光流るる阿武隈川

というものになります。世の中に、この物語より面白い作品も多々あると思いますが、福島太郎が持つ「光」『大いなる意志』を是非、多く方に楽しんでいただければと思います。
 ということで、今回も「タイトル詐欺」、東京国立博物館のことを書いていると匂わせての、著書の宣伝でした。#何を書いても最後は宣伝

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09R6K7LLY/ref=dbs_a_def_rwt_bibl_vppi_i5

そして、この作品と同じ光を持つ、「会津ワイン黎明綺譚」も是非楽しんでいただきますようお願いします。
(ストーリー上の繋がりはありません、独立した作品です)

 なお、東京国立博物館の記事は、こちらです。

 騙したみたいで、申し訳ないので、光溢れる「東京国立博物館の庭園」の動画をUPします(25秒ぐらいです)。




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福島太郎
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