太郎の世界の名脇役
kindleでは8冊の本の中に、ショート・ショートや短編などを収録していますし、noteでも時々、創作物語を投稿しています。
これらひっくるめて「福島太郎の世界」とした場合、その世界にしょっちゅう登場している「名脇役」がいます。ドラマの俳優さんみたいに、作品ごとに名前が異なることもあるので、あまり気づかれてないかもですが、もしかしたら「前にも同じような人物が出ていた気がする」と感じた方もいるかもです。
決して私の人物描写がヘタなだけではなく、私の中では「同一人物」が演じている設定なのです。このキャラが大好きなのです。なので結果として雰囲気が似てしまうことになります。
公タマ伝に収録している「フロンティアミッション」では商工振興課長で、名前はありませんでした。
元宮ワイナリー黎明奇譚では相馬都市交流課長。
恋する旅人に収録している「題名のない物語」では塚原課長。
また、黒田製作所物語の外伝「銀行員 鈴木仁」では塚原部長です。
こちらになります。
キャラ設定で共通しているのは、「やんちゃな部下に振り回される直属の上司」ということになります。
恋する旅人では、冒頭「ちょっと理不尽」なところも見せますが、部下を思うが故に、当たりが強くなるけど、悪い人ではない。ということを西野さんが語っています。
また、自分の記事を検索したら、このショートショートにも、塚原課長が登場していました。
皆さん、お気づきでしょう。「塚原」という苗字で登場していることが多いことに。はい、最初は苗字を考えたり変えたりしていましたが、途中からは「塚原」という名前で統一しました。
実は、塚原課長が大好きなのです。
私の作品に登場する主人公キャラは、どちらかと言えば、「不器用で流される」感じが多く、外に対しては「あまり感情を出さない」ような描写になりがちです。「芯には強い意志」などを感じることもありますが、「癖がない」感じが強く、ちょっと物足りないのです。
なので、少し感情的になるけど、人間味もあり、部下思いな塚原課長が大好きなのです。
もちろん、モデルとなる方はいません。あくまでも架空の人物です。ここ大事なところだから確認しておきますが、本体「よしきく」が一緒に仕事をした、かつての上司に、似たような名前の方がいたとしても、偶然ということになります。あくまでも「モデルがいない架空の人物」という設定です。
なお、「フロンティアミッション」に登場する部長、元宮ワイナリー黎明奇譚に登場する川内部長も、「同一人物」のイメージです。この部長役も結構、お気に入りということになりますが、「モデルがいない架空の人物」という設定です。
最近、「元宮ワイナリー黎明奇譚」と「フロンティアミッション」を読み返しました。そのため、
「あー-、この二人は初期作品から登場していたんだなぁ」
と、懐かしく思い、ちょっと書き残したくなりました。
また、「フロンティアミッション」に登場する「会計事務所の女性」には、モデルになる方がいまして、その方とは現在でも交流を続けており、「夢見る木幡山」では素晴らしい「あとがき」を書いていただきました。
なお「恋する旅人」に収録している「水商売を始めた役場の話」に登場するキャラは、この作品だけでで出番を終えてしまいました。ちょっと勿体ない気もします。
ということで、今回も「誰得?」、「それで」という感じの稿で恐縮です。いくつかの作品をお読みいただいた方への「読者サービス」ということにしてください。
ということで、#何を書いても最後は宣伝
塚原課長として登場した最初の作品が、こちらの「恋する旅人」です。
しかし、初期作品の「フロンティアミッション」に、その後の作品に大きな影響を与えている「塚原課長」と「会計事務所の女性」が登場しているのは、何とも不思議です。特に「会計事務所の女性」については、作品だけではなく「福島太郎」という存在に大きな支援をいただいていますので、そのご縁に感謝します。
「会計事務所の女性」に、あとがきを書いていただいた作品は、こちらです。