【駄文】題無物語WSS 見出しの由来
クリスマスプレゼントは、25日の朝、起きたらあるものですよね。ということで、需要の有無なんか知らんがな。駄文屋は書きたいように書いてナンボ、ということで、読者の方へのプレゼントです。
「題名のない物語WWS」につきましては、遊び心から全ての見出しを漢字一文字としています。内容を説明するのということは、「書き手」としての未熟さになるのですが、興味のある方は御覧いただければと思います。
1 華
これは「塚原に叱責される社員を面白がる社員」という場面から「火事と喧嘩は江戸の華」という言葉を思い出したことが大きいです。西野が職場の「華」であり、春は花見の季節ということもあり、ちょうど良いかと。
2 変
これは「木元は変わった人間」ということでの変になりますが、「変と恋という字は似ている」ということもあり、恋は始まらないけど「変」と感じているという「恋の兆し」の意味を込めています。
3 杯
これはそのまま「杯」ですね。「親子のさかずき」「固めのさかずき」なんて言葉もありますので、親子の交流の場面に使いました。
4 護
「叱る・怒る」という行動は、双方の心に傷をつけるだけでなく、周囲にも悪影響を与えると考えています。弱者だけでなく、強者も周囲も護る。また「叱る・怒る」だけではなく、自分も含め、社員の健康や生活を護るため、木元は残業や接待を避けています。本文ではそこまで表現できませんでしたが、そういう思いを込めて「護」でした。
5 運
「運を天に任す」という意味合いと、「運命」から「運」をいただきました。木元が仕事を早く終わるのかどうかは、西野には見当もつかないことでしたので、天に任せたところ、運命の扉が開いたということになります。
6 奇
奇異・奇妙な男という印象から「奇」をいただきました。
7 料
「料理」と「料金」をかけて「料」としました。この時点では「色気より食い気」ということで「料理」ですね。また、「料金」を割り勘とすることで、親しくない男性から奢られることを良しとしない西野の人間性を表現したつもりです。
8 歌
当初の狙いとしては、もっと「歌」にフォーカスした展開にするつもりでしたが、木元が歌おうとせず、描き切れませんでした。なお、どこにも出てきませんでしたが、西野は「15年を超える合唱歴を持つ」という設定です。「人生の2/3以上は合唱とともにあります」が出番の無かった台詞であります。
9 突
木元側に立てば「突然」、西野側からすれば「突撃」ということで「突」ということになります。無印・WSSとも、同じ場面を描いていますが、WSSの方だけ「西野の壁ドン」を描いていて、ちょっとお気に入りの場面です。私も「壁ドン」されてみたいです。
10 離
「離別」の「離」ということが一番の意味合いになりますが、作者として込めたイメージとしては「離陸」という思いもあります。飛び立つために離れざるを得ない。より良い旅に向かうための「離」ということにしてください。
11 枯 12 来
この二つの場面は、何も語りますまい。
ということで、見出しに込めた想いでした。WSS(ウエストサイドストーリー)は書いている時も楽しい作品でしたが、終わってからも楽しめる「作者にとってお得」な作品になりました。
note界の皆様からいただいた、大きな大きなプレゼントとなりました。
皆様、本当にありがとうございました。
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