noteまとめレポート2022
ということで早速の結果報告です。
アナミルさん、くじらさん、そい先生というトップ3の方々でした。たくさん遊んでいただき、ありがとうございました。
「毎日朝投稿」の方々となりましたのは、朝に読んで、昼にも読むということが多かったからでしょうか。いや、多分、私がコメントを入れて、リコメントもいただくことが多いので、必然的に訪問回数が増えたのでしょうね。
なお、全体の記録はこちらです。
https://note.com/wrap_up/annual_2022/e749c7d6-bb1a-4c80-ac2d-d422da332518
まぁ、正直なところ、noteの数についてはあまり気にしておりません。
自分が楽しめた、居続けることができた、成長できたと実感している。
それで十分なのでございます。
ちなみに、kindle出版の売上については、昨年より成長できませんでした。まぁ、それで十分なのでございます。
さて、話は全く変わりまして、「スプラウト」に関する「小ネタ」を御紹介です。ちょっとネタバレ要素がありますので、できましたら、本作を読了した方に、この先を読んでいただければと思います。
もちろん、小ネタが先でも、本編を楽しんでいただけると考えております。
気づいていただいた方もいると思いますが、「元宮ワイナリー黎明奇譚」の登場人物「大沼、矢吹、中島」が「スプラウト」に登場しています。他の作品の登場人物が作品を越えてくるのは、多分、kindle出版9作目にして初めてです。
当初は予定していませんでしたが、主人公が「市役所に行く場面」で、展開を動かすために「大沼を登場させよう」というアイディアが生まれました。アイツなら「役人らしからぬ言動で、主人公の味方になる」と考えたのです。その後、
「そういや、ふかや農園さんは葡萄も栽培していたな。じゃぁ、大沼だけじゃなくて、矢吹と中島にも登場してもらおう」
というアイディアが浮かび、あの場面が生まれました。作者の思惑を超えて作品が成長していきました。さらに主人公が、矢吹と中島を見て
「いちゃりばちょーでー」
を心の中で呟くということいなり、私の中では想定外であり、「屈指の名場面」となりました。
様々な困難に耐えて、前に進んできた主人公が、初めて未来に不安を感じ、立ち止まることを考えた。それを突き動かした「いちゃりばちょーでー」という沖縄の心、そして、その影で仕事をしていた「大沼」。
いやぁ、書いていて実に気分が良い場面でした。
なお、直接的な関連性はありませんが、過去作との関係で申し上げますと、「光流るる阿武隈川」は、背景に高村光太郎先生の「樹下の二人」という詩がありました。それを受けてエンディングの小見出しを「川辺の二人」としました。
今回のスプラウトは、同様に高村光太郎先生の「道程」とい詩を背景にしていました。第1稿ではエンディングの後に「道程」を丸っと掲載していましたが、「ちょっと遊び過ぎ」という判断で割愛し、本編に、1行だけ残すことにしました。
また、「光流るる阿武隈川」は「カヌー」が親子や地域を繋ぐアイテムでしたが、「スプラウト」では、農家としての一歩目で「父と軽トラック」、終幕は「妻と軽トラック」という場面を描くことで、「軽トラック」を歩みを象徴するアイテムとして使用したところです。
つまり #何を書いても最後は宣伝 ですが
単品の作品でも楽しんでいただけるよう書きましたが、他の作品と合わせて読むと、関連性や著者の成長も含めて、さらに楽しんでいただけます。
とお伝えしたかったのです。もちろん、「黒田製作所物語」、「恋する旅人」とも、ちょっと関係性を持たせていますので、お持ちの方は、重ねてお楽しみいただきますようお願いします。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0BPRXQ37F/ref=dbs_a_def_rwt_bibl_vppi_i0
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