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【漫画感想】しあわせなら手をたたこう

#何を書くより最初に宣伝
「さくさくさん」がkindle出版された2冊の本

2冊目の「市長引退」の方に書いたレビューを引用します。

トリックorトリート
お菓子をくれなきゃ、イタズラしちゃうぞ。
と、コスプレした子が近づいてくるような、ユーモアと可愛らしさが同居した作品集です。
作品ごとにテイストは異なりますが、読み終えた方には、笑顔とか爽快感が残る気がします。
ミステリーでもSFでも無い、日常を描いている筈なのに、作者の悪戯心に心を躍らされました。
また、心を曇らせるような描写が無いので、子どもから大人まで、安心して読んでいただけます。

Amazon「市長引退」レビュー

 ということで、2023年にkindle出版をされている「さくさくさん」ですが

 元々、漫画を描いていたというお話もあり、私はkindle小説を拝読した後、ずっとさくさくさんの漫画を読みたいと思っていたのです。しかし

「前はどんな漫画を描いていたのー、読ませて欲しいです」

なんてお願いできるほど親しくはありませんので、ずっと黙してお待ちしていたのですが、念願叶ってこちらの漫画を読ませていただくことができました。さくさくさん、ありがとうございます。

 私の投稿はここまでにして、先ずは漫画の方をお読みいただきたいところですが、ネタバレはしませんので本稿を先にお読みいただいても問題はありません。先ほどの「市長引退レビュー」と似た爽やかな読後感です。
 あらすじを引用させていただきます。

◆あらすじ
里帆りほにはかなえたい願いがある。
それは、片想いしている八嶋やしまくんとハイタッチがしたいということ。
両想いになれたら嬉しいけど、なれなくても、せめてハイタッチができるような友達になれたらと思っている。
八嶋くんとハイタッチをするために、チャンスをつかみにいったり、クッキーを作ったりして努力する里帆だが空回りばかり。
そんなある日、ケーキ屋さんの前でほほえむ八嶋くんを見かけた里帆。
里帆に気付いた八嶋くんが、「グッドタイミング!!ちょっとこっち来て!」と里帆の腕を引っ張っていった先には、彼がここ最近気になっていたある物があって…

「しあわせなら手をたたこう」あらすじ

 サムネに描かれている理帆が主人公です。なお、私は50を超えるオッサンですが少年時代、隣に住んでいた年上の従妹が少女漫画を読んでいたため、その頃は少女漫画も普通に読んでいました。

 さて、絵柄やあらすじから想像できると思いますが「エログロバイオレンス」はありませんので、小さなお子様から大きなお子様まで、安心してお読みいただけます。読後は爽やかです。兎も角、是非漫画を読んでいただければと思います。

 そして漫画と直接関係は無い話になりますが、「創作大賞2024」が開催されることをきっかけに、さくさくさんが新作漫画を描いたということ、その漫画を公開するプラットフォームがあることをnoteスタッフに感謝したいと思います。

 なんとなくですが漫画を描くことに一度挫折した方が、「創作大賞を獲る!」という強い意志では無いにしても「せっかくだから描いてみよう」と再び立ち上がり、ペンを執る。というだけでも一つのドラマを感じます。
 ベタな漫画のように「そのまま受賞、漫画家デビュー」というのは厳しいのが現実だと思いますが「創作大賞」をきっかけに、田舎のおっさんが願っていた「いつか、さくさくさんの漫画を読みたいものだ」というささやかな夢を叶えていただきました。
 あらためて作者のさくさくさん、創作大賞を企画運営しているnoteスタッフに感謝したいと存じます。
 
 私ごとですが、先週、大阪にいる娘(アラサー)が帰省した後、大阪に戻るにあたり福島空港まで送り、出発ロビーでお別れの時間を迎えました。
 子どもの頃なら最後にハグで送り出すところですが、欧米の人間ではなく日本人としてはなかなかその勇気がでません。娘も言葉だけでは寂しそうで2人とも、もじもじしてしまいました。
 最後に勇気を振り絞り、私が右手を娘が左手を軽く上げて、2人で小さなハイタッチをして出発ロビーから送り出しました。

 2011年3月11日からずっと思っていることがあります。
「娘たちが生きていてくれたら、それだけでいい。神様、後は何も望みません。それだけで幸せです」
 それからずっと幸せに暮らしていますが、noteのおかげでより沢山の幸せをいただいていることに感謝です。

 しあわせなら手をたたこう。しあわせなら態度でしめそうよ。
 ほら、みんなで手をたたこう。

サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。