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【駄文】新作 進捗状況報告

 新作となる「(仮称)会津ワイン黎明綺譚」、ペンギンステップではありますが、進んでいます。6月発刊と締切を設定した以上、進めなくてはならぬのです。
 まだ、欠片というか、萌芽みたいな感じですが、ある程度の登場人物と展開が出始めました。彼等とすったもんだしながら、一つの物語を創り上げたいと考えています。そもそも、創作作品に需要がないのに、その舞台裏のような話に需要があるのかわかりませんが、現時点の忘備録を遺しておきたいと思うのです。

 著作をお読みいただいた方は感じていると思いますが、私の物語における大きな弱点の一つが「人物描写の弱さ」です。それ以外も、室内の状況などの「描写力の弱さ」というものを感じています。
 この辺り、「ご想像にお任せします」という気持ちで、わざと避けてきた気持ちもあるのですが、今回は主要な登場人物の「人物描写」に挑戦したいと考えています。
 また、あまり時代を飛ばさないで、全体としては主人公たちの活動時間を絞り込むつもりです。そういう意味では「恋する旅人」や「黎明奇譚」のような時間軸で展開することをイメージをしています。とは言いつつも、少し時代を越えたエピソードをトッピング的に登場させる見込みです。

 また、これまでは、説明的話題や蘊蓄を多く展開させて、全体的に重たい読み心地でしたが、会話を中心に「軽くて読みやすい」展開を目指すつもりです。さらに、文字数について、これまでは「4万文字」を一つの目安にしてきましたが、今回は「長くても短くても良い」という考えで、作品に委ねようと考えています。
 4万文字にいたしますと
「紙書籍で100ページ前後となり、紙書籍の定価が1000円程度にできる」
「出版代行者の基本料金で収まる」
ということがメリットとしてありました。が、やはり窮屈な感じもありましたので、今回は「電子書籍のみ」を想定して、コスト意識を外して書きたいと考えているところです。

 総じて、「今までにない作品作り」を目指します。「新機軸を実現したい」というところでもあります。美味しくできるかわかりませんが、
「成功しなくても、挑戦することで成長したい」
という姿勢で挑む考えです。
 有難いことに、「商業作家」でも「職業作家」でもなく「利益を目的」にしてないので、kindle本に関しても
「好きなことを 好きなときに 好きなように書く」
ことを優先することができます。
「何で読まれないんだろう」「どうしたら読んで貰えるだろう」
ということに、あまりエネルギーを費やす必要がありません。

 もちろん「より多くの方に読んでいただきたい」という気持ちはありますが、一方で「いつか、必要とする方に届き、読んでいただければよい」という気持ちも強くあります。
 新作も、noteの原稿も「いつか、誰かに楽しんでいただけること」を夢見つつ、執筆を続けて参ります。

 ちなみに、新作「(仮称)会津ワイン黎明綺譚」については、何となく「新作を書かなきゃ」という重圧を自分にかけてしまい、なかなか楽しめずに、執筆が停滞していましたが、くじらさんのこの記事、

これから引用させていただきますが、

さて、このお話、ワイナリーが美味しいワインを作って、評判になっていくまで…
なんて考えていましたが、実際は、
そこから⁈
という
何もないところからのスタートでした。

 という部分に、目を覚まさせていただきました。この衝撃で、作品の目が出始めました。ほんと、note街の交流というものは有難いものです。
「よし、今度はちゃんと美味しいワインを創ろう」
というモチベーションをいただきました。
 くじらさん、あらためて御礼申し上げます。
 ちなみに「元宮ワイナリー」は「奇譚」でしたが、次作では「綺譚」にする予定です。意味は同じですが、より綺麗な物語になるよう、鋭意取り組みたいと考えているところです。

 福島太郎が描く、不思議な福島県の姿。
 皆様にお届けできる日を楽しみにしています。

あ、次作は「光流るる阿武隈川」と異なり「ギミックは少な目」の予定です。滑らかに、爽やかに展開させたいです。


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福島太郎
サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。