【実録】愚者の勲章
【前説】
拙著「元宮ワイナリー 黎明奇譚」の外伝的な話です。時間軸としては「エピローグ」から１年後の設定になります。「黎明奇譚」を読んでいない方には、全く意味がわからない話になると思います。黎明奇譚のアフターサービスとして、どうぞ。
本日、職場に小冊子が届きました。その写真がこちらです。
表紙には『三菱商事復興支援財団活動報告書 １０years』とあり、表紙を捲ると財団会長のごあいさつとして『震災から１０年をむかえて』とあります。
三菱商事さんは東日本大震災後に、１００億円の基金、そして「三菱商事復興支援財団」を創設したところであり、様々な復興支援事業を実践された記録をまとめたものが、この活動報告書となるようです。
さらにページを捲りますと、見開きで年表があります。
左下の囲み記事には、
『２０１５年２月、郡山市と連携協定を締結し、「ふくしまワイナリープロジェクト」を開始しました』
震災から丸４年を迎える時期にプロジェクトが開始され、震災から１０年を迎えた今も、支援を継続していただいていることに、一人の市民として、関係した皆様に対し感謝の気持ちを捧げたいと存じます。
そして、１００年先、１５０年先にも「ふくしま逢瀬ワイナリー」が存続して欲しい。１消費者として、第１号ファンとして生涯、応援を続けよう。
ワイナリーが誕生する前の、ほんの僅かな期間ではあるけれど、事業に携わった人間として、生きている限り応援を続けよう。自分には小さなことしかできないけれど、魂は寄り添い続けよう。
という気持ちを再確認したところです。
漫画「映画大好きポンポさん３」から、セリフをお借ります。
『バカ人間は バカな人間だけが到達できる頂に立てる』
東北の片田舎で暮らす、これという能力もない、出世からも縁遠いオッさんに、この冊子が送付されてきたという不思議な話、世間ではどうでも良い話ですし、うちの市役所でもどうでも良い話なのですが、私にとりましては、かけがえのない「愚者の勲章」です。
どこかで見たことがあるような写真と、聞いたことがあるような話も、小さく掲載されていました。
さて、宣伝強化月間は７月で終了してますが、せっかくの機会ですので、リンクを埋めておきます。電子書籍と紙書籍があります。
よろしければ、こちらのマガジンもおススメです。
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