見出し画像

目上の人を尊敬せよ、ってできるか!

 入社1年目の教科書という本、非常に良書なのですが、若い方の中には一節の「目上の人を尊敬せよ」の部分に抵抗感を感じる方もいるようです。少し太郎なりの理解を伝えたいと思います。
 
 「目上の人だから盲目的に尊敬しろ」ということではないのですよ。本文で大事なのは「嫌ったり、馬鹿にするメリットはないのです」という部分にこそあるのではないでしょうか。昔から

「子供叱るな来た道だ老人笑うな行く道だ」

という言葉もあります。目上の方を馬鹿にするということは、未来の自分を馬鹿にすることにつながるのです。
 出来が悪いと思う目上の方がいたら、それをサポートすることが、若い方の得になり徳になるのです。その方だけでなく、それを見ている周囲の方にも、あなたの優しさやサポートする力が伝わり、好循環を生むのです。
 逆の場合は言うまでもなく、悪循環になるわけです。

 若い時には感じることは少ないと思いますが、1年を生きるというのは、1ケ月を生きるということは、なかなか大変で辛い時もあるのですよ。それを乗り越えて年齢を重ねてきた方には、それなりの力があるかも知れないのです。そこには「敬意」を持ちましょう。ということを伝えたかったのかなぁ、と私なりに理解しています。

 年寄の説教で恐縮ですが、「無敵」というのは、「どんな敵でも倒せる力」を言うのではなく、「皆が味方になり応援してくれる状態」とも考えています。出来が悪い目上の方でも、敵にするより味方にした方が得ですから、ということを考えた場合、「敬意」を持つことが大事なのではないでしょうか。
 さらに言えば、「目下の方」「同僚」「取引相手」など、全ての方に「敬意」を抱くようにすると、より良い景色が見えると考えています。
 年寄の独り言でした。

いいなと思ったら応援しよう!

福島太郎@kindle作家
サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。