実は私xxなんです
西尾さんからの企画を受けまして「実は私XXなんです」で1席お付き合いをいただければと存じます。こちらの企画です。
結論から申し上げますと「実は私、眼鏡屋さんが苦手なんです」。
最近の眼鏡屋さんは、「過剰」とも言えるサービス体制のような気がして、申し訳ない気持ちになってしまうのです。
眼鏡を作りに行く時は良いのですが、
「ネジが跳んだ」
「フレームが歪んだ」
「掛け心地が悪い」
程度で訪問しますと、
「お預かりして調整します」
という感じで、色々と対応をしていただいた上で、
「料金は必要ありません、サービスになります」
と言われるのが、とても嫌なのです。
「従業員さんの時間を奪いました。些少なりとも請求してください」
という気持ちになり、何とも申し訳ない気持ちになります。
その上、眼鏡の洗浄なんてされた日には、もう言葉にならないくらい萎縮してしまうのです。
こんな気持ちになるのは、池波正太郎先生の小説に出てくるような「気風のよい大人」への憧れがあります。
「おう、時間を取らせて悪かったな。少ないけど、とっときな」
という姿に憧れているのです。しかし、ほとんどの眼鏡屋さんは、そんな対応をさせてくれません。
ところが、今日は良いことがありました。
最近、眼鏡のフレームの耳の辺りが顔に擦れるようになり、出血し、痛みが生じていました。そこで、つい先ほど眼鏡屋に立ち寄り相談したところ、フレームを調整していただくことができました。最悪、作り直しを覚悟していましたが、助かりました。
「ありがとうございます。料金はいくらになりますか」
「料金は必要ありません」
と、いつものような会話がされ、私は「またか」と、ガッカリいたしました。
ところが、本日の店員さんは、それだけでは終わりませんでした。
「ところで、フレームのメッキが剥がれているようです。どのくらいお使いですか」
「2年くらいでしょうか」
「汗や汚れで剝がれやすくなりますから、お手入れ用に、こちらのスプレーかシートをお使いいただいては、いかがでしょうか」
と、お手入れ用のアイテムを進めてきました。
私は値段も聞かずに、応えました。
「じゃあ、こちらのシートタイプをお願いします」
私は「お手入れ用のシート」を購入したのではなく、店員さんの笑顔とサービスに対する対価を支払いし、おまけにシートをいただいた気分でした。
気持ち良くお金を使わせていただき、ありがとうございました。
なお、本当に気持ち良く、お金を払ったのです。サービスを受けたら対価を払いたいのです。
ただ、1点だけ釈然としないのは、なんとなく2年くらい眼鏡を使っている気分でしたが、noteの記事を確認したところ、去年の11月28日に眼鏡を新しくしていましたので、
「まだ、1年しか使ってないのに、こんなにメッキが剥げてるの?」
という想いが残りました。
眼鏡屋さんが苦手なのは、まだまだ続きそうです。去年の眼鏡関連記事がこちらです。
また、サムネ画像として「眼鏡と本」を使用していますが、勘の良い方はお気づきかと思いますが、本企画をしていただいた、西尾克洋さんの本「スポーツとしての相撲論」を使わせていただきました。
#何を書いても最後は宣伝
#実は私xxなんです
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