無料配布のコピー本 文学フリマ岩手8
文学フリマ東京36に出店した際には準備できませんでしたが、タイトルのとおり文学フリマ岩手8には「無料配布のコピー本」を持参しようかと考えています。
コピー本と言っても、コピーしたA4用紙3枚を2つ折りにしてホチキス止めしただけのものになります。ショートショート3作品を収録です。
4色カラーも数冊作成するつもりですが、コストを考えると悩ましいところです。
文学フリマ東京36では、「名刺」を配らせていただきました。しかし、名刺にはAmazonへのQRコードしかなく、
「これでは、自分の作品のPRとして弱い」
ということを感じておりましたので、今回は「無料配布」により作品を紹介したいと考えたところです。
収録(というほどのことではないですが)しているのは、既にnoteに投稿している3作品を微修正したものになります。
1 寛永元年の恋心
2 くまさんは森のはいしゃさん
3 出目金の願い
何と申しますか、作品に一貫性がなく落ち着きがない印象です。
「これ同じ作者の書いたものですか」
という印象も受けます。けど、間違いなく私の作品です。この3作品を選択したの理由としては
1は「地域・歴史・志・真実」という福島文学が目指すものが含まれていることが大きいです。また、この話も「事実」をベースとしていますが、そのお話を聞いた場所が「co-ba koriyama」というコワーキングスペースでしたので、そのご縁も含めて最初に掲載しました。
2はちょっと「社会風刺」風味があり、後の「スプラウト」に繋がるような考え方が面白いと感じたところです。自分の中で何よりも面白いのは、「30年以上前に書いた物語」という背景です。
当時は自分のWEBサイトを運営していまして、そこに掲載するために書いたものになります。この話も「事実」をベースとしていますが、童話風にしているのが、ちょっとあざといです。
また、書いた時から30年以上経過していますが、「全く古びていない」と感じるあたりは、ちょっとホラーでもあります。
3は自分の中では、ちょっと「格調高い」というか「ヨソ行き」におめかししたような作品です。中年男性の悲哀が実体験と重なります。いや、中年というより高齢者の方が近いだろうか。
なお、私は金魚は飼っていません。猫はいます。
この子たちの「ご飯代」に窮している現状は、3の登場人物と繋がるものがあります。
ということで、創作SS「学校のカイダン」シリーズが続いていましたので、本日は閑話休題みたいなお話を上げてみました。
さて、「無料配布のコピー本」は来場した皆さんに受け取ってもらえるのか。うん、場合によっては出店している配らせていただきたいと思います。
出店者の皆さん、どうか拒否せずに受け取っていただければと思います。
#何を書いても最後は宣伝
学校のカイダン3にも登場した「スプラウト」
「くまさんは森のはいしゃさん」が、こういう形になったと考えると感慨深いです。