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【駄文】羽海野チカ先生のこと

 ここのところ、「題名のない物語」関連の話ばかりで恐縮です。それだけ、私に深い衝撃を与えた話ということで、御理解ください。
 この物語は、羽海野チカ先生の漫画「ハチミツとクローバー」と「3月のライオン」の影響を受けています。そういえば、羽海野チカ先生もnoteに参戦しているようですね。あまり更新はしてないようなのでフォローはしていません。

 さて、羽海野先生の作品について、この2作しか知らないのですが、「ハチクロ」は良かったですねぇ。「青春グラフィティ」という言葉がピッタリで、甘酸っぱくて、切なくて、繊細で不器用な登場人物たちに、キュンキュンときめいたものです。程よいいい加減さや苦さを持ちながら、優しい世界でした。

 また、個人的には主人公「竹本」の「自分探しの旅」のエピソードが大好きです。特に宮城県の松島で「宮大工」の方々と触れ合う場面に惹かれるものがありました。ずいぶん昔に読んだ記憶で本稿を綴っていますので、内容は曖昧です。
 なお、単行本派でしたので後から知りましたが、出版社に翻弄される形で、掲載誌を転々としたという話も大好きです。

 続いて「3月のライオン」、まだ連載中ですので、何とも言えない部分がありますが、主人公が架空の町ではあるものの「中央大橋」付近に住んでおり、この橋を渡り川本家に行く、もう、この1点だけで身もだえするくらい嬉しいのです。私も、同じエリアに居住していたことがありますので、何度この橋を渡ったことか。住んでいたのは40歳~42歳の頃になりますので、青春からはかなり離れた時期なのですが、都会での「一人暮らし」の寂しさなどについて、「上京した学生」と似たような気持ちを味わったということにしてください。
 そんな訳で、「3月のライオン」は普通に面白い漫画なのですが、私的には中央大橋を始めとした「桐山家周辺」の描写を楽しむという、楽しみ方をしています。
 今後の展開を楽しみにしています。
 なお、私が中央大橋を渡る時は、かなりの確率で、近所に住んでいた「柔道の先生」とお酒を飲みに行く時であり、40代と50代のオッサンが二人で橋を渡り、居酒屋等でグダグダした後に、日付が変わってから橋を戻り帰宅するという、全く「恋愛」要素が無い場面ばかりでしたね。
 ちょうど月食があった夜に、二人で月を見上げた日を思い出すと、何だか泣けてきます。

 ちなみに、「3月のライオン」は先崎学先生という棋士が監修をされているのですが、先崎先生は「ハチワンダイバー」という漫画の監修もされており、「ハチワンダイバー」ファンとしては、そんな繋がりも楽しんでいたりします。
 以上、全くの駄文でしたが、この40代の東京生活がベースとなり「題名のない物語」の世界観があるという話でした。お読みいただきありがとうございます。久しぶりに宣伝も入れます。


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