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【エール】チュウ チュウ たこかいな

 こちらのサムネ画像、2回目の登場です。そして、御承知の方もいると存じますが、表題の「チュウチュウ たこかいな」というのは、2個ずつ物を数え10で区切るときの言葉、というのが基本のようです。
 基本ということは、別な意味もあるということになりますが、ここでは本筋ではないので触れません。興味のある方はGoogle先生で確認していただければと存じますが、下ネタになりますので、御注意ください。

 今回、「酎さん」こと「酎 愛零さん」について、どうしても今日中に稿を起こしたくなっております。こちらの記事です。

 主人公がdbnさんオマージュというだけで、オリジナルのファンタジーを書き上げた、酎さんが自分の創作の舞台裏を振り返る稿となっています。この本編は数編に分かれておりますので、興味のある方は、次のマガジンをご利用ください。

また、個人的には、この「伝説の息づく町」というお話も大好きです。

普段は、呟き投稿中心で、瞬発力で書く超ショートショートも楽しいのですが、綿密に作戦を練り、戦力を整えた時の破壊力たるや相当な書き手さんです。

 で、どちらかと言えば、沈着冷静で、多面的な視点を持つ酎さんが、この「クリエイターズ・シナプス」では、自分自身の内的宇宙で起きたビックバンの衝撃と驚きを感じるままに描いているような印象です。素直で初々しい文章です。

 書き手として、今までに無い領域に踏み込んだようです。こうして、様々な方の成長をリアルタイムで見ることができるというのも、noteの醍醐味の一つかもしれません。
 私自身がこの「クリエイターズ・シナプス」のような現象を感じたのが「恋する旅人」に収録している「題名のない物語WSS」の時でした。書籍化とか全く考えず、プロットも何もないところから書き始めた「題名のない物語」について「やっと完結した。もしかしたら続編を書くかも」と思った翌日に、物語が私を突き動かし、キャラが勝手に動き出し、一日で「題名のない物語WSS」を書かされました。その結果、登場人物と作品を気に入り過ぎてしまい、「赤字を承知で書籍化」したことになります。
「自分への誕生日プレゼント」という位置づけでした。
しかし、この作品で得た興奮と幸福と衝撃が、次作の黒田製作所物語、そして、夢見る木幡山に繋がっています。
 逆説的には、「題名のない物語WSS」が誕生したため、私はその後の執筆活動を続けているのかもしれません。
 「公務員三部作」の最終版である「元宮ワイナリー黎明奇譚」で、執筆活動を終える考えもありましたが、「題名のない物語WSS」により、創作の世界に引きずりこまれたような気もします。

 そして、ようこそ酎さん、新しい世界へ。
 この世界に入るということは、成長というよりも「進化」に近いかもです。新しい力を身につけた酎さんの、今後の活動が楽しみで仕方ありません。
 全く関係ないですが、幽遊白書に登場した「酎さん」も、玄海師範の元で進化に近い、急激な成長を見せたキャラでしたね。という、わかる人にはわかる、知らない人を置いていく、くだらないネタを上げておきます。

 実は「恋する旅人」は、熟成期間を置かず、推敲や修整を控えて「ノリと勢い」、「フレッシュさ優先」で完結・書籍化したのですが、今振り返ると、「クリエイターズ・シナプス」を感じた作品でしたので、その感覚を残した記念碑として、手を加えたくないと感じていたのかもしれません。なので、少し物足りなさを感じると思いますが、その若さも含め、楽しんでいただけたらと存じます。
 黒田は事情により、推敲や修整がタイムリミットとなりましたが、それは友情の証でもあります。そして、次作の「夢見る木幡山」はじっくりと熟成させました。その風味の違いを楽しんでいただけたら嬉しいです。

 酎さん、刺激的な良い投稿をありがとうございました。
 福島太郎の過去作はこちらからどうぞ。




 

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