サブミッション「創業支援ネットワークの取り組み」
5月31日に「仮想と現実の融合(何て大げさな話ではないのですが)」と題した記事を投稿し、このような話を御紹介しました。
『「フロンティアミッション #7 Frontier sprit」において『経済産業省が作成した「創業支援事業の事例集(17自治体)」という話がありましたが、現実では「創業支援ネットワークの取り組み」という似たような事例集があるようです。 https://www.smrj.go.jp/ebook/ssj2019/book.pdf』
この事例集にまつわる、裏話になります。
少し大げさに言えば「1700を超える全国自治体から選ばれた17自治体の事例なのです。経産省がセレクトしたトップ17です」と考えています。
とは言え、「○○賞」とかをいただいたわけではないので、表彰式のような「華やかな舞台」もなく、新聞等のメディアの記事になることもなく、ヒッソリと事例集が送付されてきただけでした。
職場においても、誰にも褒められることなく、金一封をいただくこともなく、冊子を回覧して事務が完結しました。
ただ、連携していただいた事業所の方々に「トップ17です」と御礼しつつ、冊子を配ることができたのは良い思い出です。
さて、もちろん、事業内容も良いのですが、当時、筆者はいくつかの「仕掛け」をしました。
まず「創業支援事業計画」を東北経産局に提出する時です。締切り直前まで修正等をしていたため、郵送がギリギリのタイミングになったこともありますが「事業計画書を東北経産局に持参しました」。そして、担当者の方と少し打ち合わせをさせていただき、計画書に記載しきれない当市の取り組み等を土産話としてアピールするとともに「何かお役に立てそうなことがあれば、お声がけください」と伝えてきました。
効果の程度はわかりませんが、せっかくの機会ですので「顔の見える関係構築」に挑戦しました。
また、事例集作成に際して、受託事業者による「取材」も行われました。
「創業支援事業計画による書類審査」→「現場の取材」→「事例集」
という流れで事例集が作成されましたので、自治体によっては「現場の取材」で落選したところもあったようです。
さて、もちろんここでも「仕掛け」ました。取材に来た方に対し、
「この後のスケジュールはどのような感じですか、よかったら一緒に昼食をいかがでしょう。割り勘ですが」
と提案し、ランチを御一緒するとともに、課長がいないところで、さらに追加エピソードをお話しました。
「同じ釜の飯を食う関係構築」に挑戦です。
さらに「仕掛け」をします。
「まだお時間あるようでしたら、コワーキングスペースもご案内いたしますよ。この近くですから」
他市には事例が無いと思われる「コワーキングスペース」を追加でPRです。(もちろん、それを考慮してランチの店をセレクトです)
「百聞は一見にしかず」に挑戦です。
これらの「仕掛け」について、効果のほどはわかりませんが、「全国から選ばれた17自治体」という事例集は残りました。
金も力も無い中で、汗かき恥かき「何かできることは」と考え、行動する筆者らしい話と。思い出した次第です。自分のPRというよりも「うちにはこんなに良い事業者がいるんですよ、すごくないですか」という想いを伝えたい一心でした。
本日、この創業支援事業の御縁から、オンラインセミナーで講師デビューをさせていただくことになりましたので、記念の投稿でした。
お読みいただき、ありがとうございました。
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