公募に食指が動かない
年の始めには、「ちょっと箔をつけるため、今年は公募で賞でも狙うか」などという考えがありましたが、約3ケ月を経過しようとしている今、その気持ちが萎えております。
いくつか理由は考えられるのですが、1つはnoteでの駄文投稿が楽しすぎて、頭に汗を書く必要があり、書いてて苦しかったり、悩ましかったりする「課題」に向き合いたくない。ということ。
また、1つには、noteでの交流が広がらず、「自分の文章には大した価値はない」という、身の程を知らされたということもあります。
気持ちが乗るような公募があれば参加したいとは思いますが、書くことが嫌いにならないよう、消極的に参加したいと考える、今日この頃です。
そんな状況ではありますが、不退転の意志を示すために、ここで宣言しておきます。次年度、「福島県文学賞」という公募が開始されたら、忘れずにエントリーしたいと考えています。今年度の内容で、福島県のウェブサイトに掲載されている内容を御紹介しますが、
『本県文学の振興を目的に昭和23年に創設され、県民の皆さんの作品発表の場として親しまれています 』
ということらしいのですが、個人の感想としては
ふざけんな!
というレベルの「酷すぎる」公募です。
・賞金はありません
・受賞作品は文集にして売り出しますが、利益は主催者だけです
・応募する場合は、「5部」印刷物を準備する必要があります
・ペンネームは有りだが、受賞したら本名公表
なんじゃそりゃ!
この条件のどこに「文学の振興」があるのでしょうか。逆に疎外では。
金が全てとはいいませんが、賞金無しで単なる「名誉」のためだけに、労作を提出しろというのでしょうか。しかも、作品集は有料で、主催者の利益に供することになります。しかも、5部の印刷物を提出するというハードルの高さ。
今時、データでの投稿も認めてないのですよ。匿名も認めてないのですよ。もう1回言います。
なんじゃそりゃ!
そして、一番大事なことになりますが、「著作権の帰属」について、要項には、全く記載されていません。おそらく、作品集の出版以外は、著者に帰属することになるのだろうと推察しますが、そこをちゃんと明記しないということは、公的機関が実施する公募としていかがなものなのでしょう。
と、考えてしまう訳です。
まぁ、それでも、一定の看板はあるような気もしますので、
「黒田製作所物語」を応募しようかと思案しています。
もし、受賞できたら、モチーフにさせていただいた企業様に喜んで貰えるかも知れないと考えると、エントリーする意味があるような気もするのです。
企業様は、今年で創業65周年を迎える年なので、少し華を添えられたら、と考えてしまう訳です。
自分の作品にその価値があるかどうかわかりませんが、確実に言えることは「応募しなければ受賞はしない」ということになりますので、汗かき、恥かき、挑戦したいと考えています。
この文学賞が来年度に開催されるかどうかもわからないのですが、経過と結果については、また投稿したいと思います。
サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。 皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。