漫画でわかるエルデンリング、羊毛フェルトのような生き方【日記】
最近はエルデンリングの世界を歩くことを娯楽としています。
主になんか強いボスと“死合う”アクションが楽しい。どっちかというとこの1年熱心に取り組んできたスト6の伸びしろに限界を感じ始めており、というかめちゃくちゃ頑張ればまだ伸びるとは思うのだけど娯楽たるゲームでめちゃくちゃ頑張るとはなにか、人生とはなにか、という袋小路に入ってきているところに、数百フレームくらいの予備動作で慣れれば反応できる程度のわからん殺しをしてくる敵を1先で倒せば褒めてくれるという「死にゲー」というジャンルの優しさに癒やされています。
で、アクションはなんかわかるんですが、お話のほうははっきり言ってよくわかってません。ベクシンスキーの絵とかは好きなのでそういう世界観とか雰囲気は好きなんですが、ダークファンタジーにも北欧神話的なものにも全然造詣がないので、いろんな登場人物が話してることが「ファルシのルシをパージ」状態、拾ったアイテムもすべてなんじゃこりゃ状態でカバンの中身の9割が意味不明です。俺は雰囲気でエルデンリングをやっている。
そんな感じだったんですが、ギャグ漫画のほうのエルデンリングを読んだらめちゃくちゃ話の解像度が上がりました。
適度に挟まれるギャグときれいな絵で(意外と)忠実にストーリーをなぞってくれてるのですいすい頭に入ってきます。「何もわからんやつに専門用語使うな」とかこっちが思ってることをツッコミで言ってくれるのも嬉しい。プレイしてる間は誰が誰となんのために戦ってるのかさっぱりわかんなかったのに、人物や神々の関係性とかがだいぶ頭の中で整理できました。
この漫画を読んで知った設定がたくさんあります。ラダーンって重力魔法で自分を軽くしてまで馬乗ってたんだ、とか。プレイ中は馬乗ってることすら認識してなかった(攻撃を避けるのに必死なので)。あとサブイベとかもこの漫画きっかけで調べて知ったりしたので普通に攻略としても役立ってます。
あんまこの漫画を教科書にエルデンリングやってる人もいないのかもしれませんが、本編より100倍わかりやすくてめちゃありがたいです。ちょうど漫画の進行と僕のプレイが同じくらいっぽいので続きを毎秒描いてほしい。
暇なときに配信切り抜いたショート動画も作ってます
あと今日ネットで見かけて読んだ漫画家さんのnoteがよかったです。
同人だと作品を買ってくれる人の顔や熱量が1人1人見えるのに、商業になると全て数字の「1」になってしまうのが難しいよね、という話。僕はほんとそういうことをずっと考えていて、それ故に「社会が悪い」「資本主義の闇」などと管を巻きながら日々酒を飲んでおり、飲みすぎた故に膵臓を失いました。
前もこのnoteかなんかで書きましたが、そういう数字にコミットしすぎる人生に無常を感じて会社を辞めてフリーになった部分がある。とはいえ仕事というのは需要があるから生まれるのであり、需要というのは資本主義的には数字ではかられるものなので、社会から仕事とギャラをもらうフリーランスもまた数字を意識することから逃れることはできない。なので数字をやりながらも上記で言う同人を買ってくれてそうな1人1人の顔を想像したり、「よかったよ」みたいなコメントの1つ1つに感謝をしたり、圧倒的多くの声なき声に耳を傾けるというほぼ祈りに近い行為を通して、日々がんばっていかなあかんなあ思ってるわけです。
で、上記noteはそういうところに刺さる話でもあったんですが、それとは別にこの方の描いてた漫画も刺さりました。1話試し読みを読んだんですが、ペットロスによる心の喪失を埋めるために羊毛フェルトを始めた青年の「別に楽しくもないし元気も出ない。でも無になれるんだ」というセリフが刺さった。
これスト6でトレモやってるときの心境にめちゃくちゃ近くて。いやまあスト6はそれなりに楽しかったり元気出たりするときもあるんですが、「心に移りゆくよしなしごとを考えなくて済む」から酒飲んで酩酊してた人間が、酒のかわりに無になれる何かを探してとにもかくにも救われるために没頭する、という自分の構図とシンクロして僕の心にすごい刺さったんですね。まさに羊毛フェルトのように。
思えば自分も膵臓なしになってから「未来がわからんから目先の羊毛フェルトやるしかねえ」に近い勢いで新しい生き方を模索していたし、そういう気持ちを日々こういうnoteとかに書くために会社辞めたんだよなあ、とかそういうことを色々思った。ので書きました。漫画も買いました。楽しみです。
最近仕事が忙しくて(ありがたいことです)なかなかこういうnoteも書けてなかったのでなるべくやっていきたい所存です。引き続きよろしくお願いします。
以下、マシュマロ返信です。こういうのでいただくコメントで助かっていますという話ですね。
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