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Mouthwashing感想、初めてのLoL、好きなものについて書くこと【日記】

追い詰められた人間のゲーム「Mouthwashing」

hacchiにすすめられてプレイしたゲーム。これはなんか色々とすごいゲームだった。

宇宙船で運送業をやっている5人の話。設定としては「5時間以上の休憩は厳禁」みたいな社則があるむちゃくちゃブラックな労働環境で、それでも他に仕事がないから有人宇宙貨物船みたいな時代遅れの仕事をやってる感じ。その船が事故って難破しちゃって次第に食料なんかもなくなっていき、しょうがないから積み荷を開けたら大量のうがい薬(Mouthwash)が入ってるだけだった。もうあかん。あ、うがい薬ってアルコール入ってるやん!飲んだろ!という話。(偏ったあらすじ紹介)

日頃から「社会が悪い」と言い続け、酒を飲み続けた挙句事実上死んだ私にとっては非常に胸にくるものがありました。作中、一部の人物がやけくそになってうがい薬で酔い潰れて「酔生夢死だ」と言い始めます。そら確かに厳しい労働を続けて低賃金で未来もなく遭難までしたら酒飲んで踊って全部終わりにしたくもなるかもしらん。しかし現実の我々も宇宙で遭難してないだけで悩んだり苦しんだりしてるのは彼らとあんま変わんないんじゃないかとも思う。だからこそ私はMouthwashのかわりに黒霧島をかっくらって酔生夢死を目論んでいたわけで、すれ違いながら崩壊していく彼らを見ながらずっと自分のことを考えていたような気がします。hacchiはだから俺にこれを見せたかったのか、と思った。

時系列がバラバラだったり、抽象的な表現も多かったりしてプレイ時には理解が及ばない部分もあったんですが、そのあと考察サイトなんかを読んで色々なるほどと思った。みんなそれぞれに不完全で、いいところも嫌なところもある人間たちで、救われたかったり誰かを救いたかったりするけど必ずしもうまくいかないよねという人間の業、現実を痛感するいいゲームでした。

初めてのLoL

League of Legendsという有名な沼ゲーにも触れてみました。格ゲーもやってみたらeスポーツ観戦的な意味の解像度もかなり上がったし、将棋の駒の動かし方覚えるみたいな感じでルールくらい覚えたほうが人生の幅が広がるかなと。妻がまだ日本サーバーとかなかった時代にやってたらしいので教えてもらいながらやりました。

小さな敵をちまちま倒してレベルを上げる序盤戦、ポジションごとの役割、マップで状況を確認しながら臨機応変に動くことの重要性など、色々学び「めちゃくちゃ難しいことをやっている」ということはわかった。見た目の2兆倍くらい複雑なことをしてる。マルチタスク苦手な自分には厳しいゲームだ。

LoL最強プレイヤーのFakerの動画を奥さんに解説してもらいながら見たんですが、どういう読みをしてるとかのすごさがわかって面白かった。羽生善治の5二銀みたいな面白さ。

野良プレイの怖い話もいっぱい聞いて、プレイするのは身内の球技大会くらいのノリじゃないと無理だなと思ったけど、新しい遊びのルールを覚えられたのはよかったです。

好きなことを言語化すること

先日、10年前とかからいつか書こうと思ってた小林大吾さんの魅力を言語化するnoteを書きました。

やっぱり個人的な思い入れのあるものほど複雑化した思いがあるため、わかりやすく言語化することが難しくなる。もっと言いたいことは色々あるんですが、とはいえずっと書こうと思っていたテーマをやっと書けたのはよかったです。ご本人にも届いたし、あのnoteきっかけで聴くようになったという声もいくつか届いて大変嬉しかったです。

ピンクピンクピンカートン先生こと小林大吾さんご本人

作家の乙一先生も古来からの小林大吾ファンとして知られています

前述の話とつながりますが、酔生夢死だと思って酒飲んで働いて生きてきて、そしたら大きな病気をして死にかけて、それから生きているうちに自分の命でやりたいこと、やるべきことをやろうと思って会社を辞めたのは、まさしくああいうnoteとかを書くためなんだよなあと思いました。

会社を辞めても生きていくためにしなければいけない仕事や日常のあれこれは山ほどあるし、結局そういうものに追われているうちに時間ばかり過ぎていくんですが、それでもできる限りこういうnoteとかを積み重ねて死んでいきたいと思う。そこにどれだけ需要があるかはわからないし、そういう意味でいうと形を変えた酔生夢死をやっとるだけなのかもしらん、とも思いますが、少なくともそういう意思を持つことが膵臓爆発以後の自分の支えになっている。そしてそういう記事を書けるのは読んでくれる方、メンバーシップなどに入って支援をしてくれている人たちのおかげです。あらためて感謝です。お互い意味のある酔生夢死になりますように。

以下、マシュマロ返信です。


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