RTAinJapanにはオタクのオリンピックであってほしい【日記】
子どものころは8月、つまり夏休みが楽しみで毎年心待ちにしていたものですが、中年にもなるといつの間にか過ぎ去ってしまうものとなりました。そもそも夏休みというものがない。フリーになったので。
ということでなんだかバタついている間に夏のビッグイベントが色々到来しては過ぎ去っていきました。オリンピックもバスケとブレイキンをちょっと見るくらいしかできなかった。4年に1回しか見ないマイナースポーツとかを浴び続ける祭りとして好きなんですけどね。
ブレイキンの互いをリスペクトしててギスギスしてない感じ、好みでした
あと、膵臓がない(酒が飲めない)ので行ってもしょうがないなあという気持ちなのですが、SNSなどで夏フェスを楽しんでいる人たちの様子を見るとやっぱ楽しそうだなあと思ったりします。家でフェス配信見るので全然いいんだけど。そういう意味で言うと長時間だらっと同種の映像を眺めるのが中年の夏休みの形のひとつなのかもしれない。
RTAinJapanもすっかりインターネットの風物詩になってきました。アーカイブはちょこちょこ追っており、今年はポケモン赤緑を両手(足や音声認識も使う)で同時プレイしながら解説やコメ読みも1人でやるやばい人が話題になっていましたね。
最近エルデンリングやってるのでエルデンリングのRTAは楽しみにしていてリアタイで見ました。バグ技のチェーンソーで全てを伐採していくタイプのエルデの王だった。2022年にやっていたグリッチ無しのほうも見返したんですが、こっちのほうが真っ当なアクションのテクニックとかの意味ではすげー感がありどっちも楽しめました。フロムゲー初めてやってるけどすごくプレイの幅とクセがあって面白いですね。こりゃ売れるわ。
個人的にはスターオーシャン2リメイクのRTAもよかったです。SO2、子どものころにめちゃ好きだったゲームであまりにも思い出補正が強く、Rも買ったけどオリジナルと変わってるのが怖くてやってなかったんですが、リメイク版もおもしろそうだなと思える内容だった。そういうの知れるのもRTAのよさですね。
RiJも人気出てきていろんな人が見たりいろんな意見が出たりしており、ネットミームの使い方とかゲームのいじりがどうとかでプチ炎上してる光景もチラ見しました。誰がいいとか悪いとかじゃなく社会だなあという感じですね。
個人的にはRiJ(というかRTA界隈のノリ)ってオタクがオタクのまま全力でニチャつける残り少ないインターネットの遊び場だと思っているので、なるべくそっとしておいてあげてほしいなと思います。ちょっとお行儀の悪いネットミームなんかもあるけど、そういうものでしか誰かと繋がれなかったり救えなかったりする人もいる。なので苦手な人にはnot for meの精神でブラウザバックしてもらうくらいの閉じたコンテンツにも居場所を確保しておいてあげてほしい。
一方でオリンピックやサッカーワールドカップとかでも「興味ない」とか「やる必要がない」とか「この大会は仕組まれている」とか難癖をつける人はいる。で、そういう人がRiJは絶賛してる、みたいなケースだってある(逆もしかり)。要するに社会だなあということですね。
チャリティーでやってるRTAinJapanも精神性としてはオリンピックに近いものがあると思います。射撃の無課金おじさんや両手ポケモン兄貴みたいに競技の枠を超えてフィーバーしてしまう人もいるけど、そうではないマニアックな競技、マニアックなゲームのプレイヤーたちにもみんな積み重ねやドラマがあり、それらが垣間見えるのが尊かったりする。そういうのが好きなんだ。
知らないゲームをやりこんでいる知らないオタクの早口言葉からしか得られない栄養がある、と同じ穴の狢やってるゲーム配信者の1人として思います。またちょっとずつアーカイブ見ていきます。
以下、マシュマロ返信です。
かくれんぼゲーム「Witch it」を視聴者たちと遊んでほしい
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