【亀戸組登場人物まとめ】『亀戸お遊び組 ~古参実況者の交友録~』連載開始に寄せて
こんにちは。美少女です。
7月27日、あの『てーきゅう』で知られる大漫画家・ルーツ先生の新連載『亀戸お遊び組 ~古参実況者の交友録~』がついに始まりましたね。
講談社の漫画雑誌『月刊少年シリウス』の漫画発信用X(Twitter)アカウント「ツイシリ」で連載されている作品。15年前にニコニコ動画でなんかわちゃわちゃやっていた指定ゲーム実況集団「亀戸組(通称)」を題材にした漫画です。
作者のルーツ先生本人が当事者のゲーム実況者そのものであり、限りなく実話ベースのガチ日常ものです。「なぜ令和に今さらそんな漫画が?」という衝撃、登場人物は美少女、動物、ハゲ、ヒゲ、藤原などまともな人間が1人も登場しないカオスな世界観が注目を集め、一部のインターネット老人会で大きな話題となりました。
もしかすると皆様の中には「亀戸組って何?」「なんで美少女なの?」などの素朴な疑問をお持ちになった方もいるかもしれません。亀戸組界隈は「半年ROMれ」「ggrks」などのインターネット英才教育(真夏でも練習中に水を飲んではいけない野球部、と同義)を受けていますので、そうしたことはいちいち説明しないほうがいいと信じているのですが、その結果そもそもググってもロクな情報が出てこないこの有様になっていますので、簡単にではありますが概要をこちらにまとめてみたいと思います。
このテキストが『亀戸お遊び組』を楽しむ一助となれば幸いです。
登場人物紹介
ルーツ
本作の主人公にして作者のツインテール美少女(おじさん)。亀戸の近くに住んでいた。2008年2月「中二の頃作った黒歴史RPGを実況プレイするぜ」投稿。昔からの夢を叶えて漫画家になった。その後、自分のことをツインテールのかわいい女の子だと思い込むようになった。
たろちん
Webニュースサイト「ねとらぼ」の編集記者で「ルーツレポ」担当編集の美少女(おじさん)。お酒をこよなく愛していたが2022年10月、「重症急性膵炎」という病気で事実上死んだ(関連記事)。本稿の執筆者。
ルーツと一緒に始めた連載は単行本にもなりました(僕は書籍には関わってない&他の亀戸組が出る回はまだ未収録です)
タカ
(Twitter)
ゆとり組の1人でメガネ系美少女(おじさん)。ルーツと同じく亀戸の近くに住んでいてみんなの溜まり場となったことから、界隈が「亀戸組」と呼ばれるようになった。喫煙者。遅刻癖がある。藤原とともに当時のゲーム実況者としては珍しい実写系番組「カメイド」を立ち上げる(後の「カメイドチャンネル」と区別して「旧カメ」などと呼ばれる)。
塩
2人組ゲーム実況コンビ「塩と胡椒」としても活動する美少女(おじさん)。バイタリティの塊。個人主義者の多い亀戸組を仕切って旅行の計画や調整などを行える唯一の存在。許可を取る必要がある人(というネタです)。
まお
亀戸組最年少の美少女(おじさん)。ロバート秋山のコントキャラクター「秋山森乃進」のモノマネをしながらゲーム実況をする「秋山森乃進がクロックタワー実況すると 思うよぉ」が人気になり、歌ってみたや他実況者とのコラボなどなんかいろいろやっている。塩と「ましお」というユニットでも活動している。
~ここまで美少女~
はるしげ
亀戸組最年長のおじさん。出会ったころは20代だったがそのころから髪がなかった。普段は暴れまわる亀戸組を「もういいから!」とたしなめるまとめ役だが酔っ払うと誰よりもおかしくなる一面も。たろちん、イボーンと共に「はボちん」として遊ぶときもある。
イボーン(ケイ)
九州在住のおもしろチリ毛ヒゲおじさん。顔出ししてないのになぜか最も実写寄りで描かれる。2008年3月に投稿した「初めてポケモン(赤)をやってみた~実況付き~」が人気となり、ゲーム実況動画として初めてニコニコゲームタグランキングの1位を獲得したが、権利者削除された初の例ともなってしまった。タカとコンビを組む「イボタッカ」、たろちんとの不定期ラジオ「始発待ちラジオ」などでも活動。
藤原(にゃんぷうねこちゃん)
(Twitter)
「シーマン」の実況プレイなどキレのあるフリートークで一世を風靡したおじさん。下戸。当時のゲーム実況者としては早くからTwitter、Ustreamなどを始め、ニコ生などができる前から生配信の方面でも活躍した。現在は単独での活動はないが、「カメイド」チャンネル(現「ゆとり組、時々カメイド」チャンネル)やその他亀戸組の配信にゲスト的に登場している。
~ここまで人間~
hacchi
「ナポリの男たち」の一員としても知られる人気ゲーム実況者のペンギン(おじさん)。2008年6月に投稿した「謎解き死にゲー The Immortalを実況プレイ」でゲーム実況動画として初めてニコニコ動画の総合ランキング1位を獲得、伝説となる。亀戸組では「Among Us」「Valheim」などに参加。
しんすけ
ゆとり組のリーダー的存在にしてゲーム実況界の永久師範代(おじさん)。「馬」なのはTwitterのアイコンから。「ゲームをしながら喋る」という行為の中に革命的な視点を次々と持ち込んだ原点にして頂点的な存在。亀戸組の中にもしんすけを見てゲーム実況を始めた者は多く、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、長谷川カオナシ(クリープハイプ)など著名人にも熱心なファンがいる。最近顔出しして普段はめっちゃニコニコしてる人なのがバレた。
~ここまで動物~
ゆとり組
しんすけ、タカ、ヤス(Twitter/YouTube)、加藤(Twitter/YouTube)の4人によるゲーム実況グループ。グループ名の由来は代表作「ゆとりの友人に無理やりFF4実況させてみた」から(リンク先は再up版)。出会いのきっかけは2ちゃんねるの某スレのコテハン同士。たびたび「ヤスや加藤は亀戸組に含まれるのか否か」といった議論があるが、「亀戸組」自体が誰かが主体的に結成した軍団でもないので厳密な定義とかはない。
おじさんが美少女になっている理由
前述の「ルツインテ」を発端にしたねとらぼの連載「ルーツレポ」において、ルーツの友人のたろちん、タカ、塩(別名:亀戸ギャンブル部)も美少女化されていった(関連記事1/関連記事2)。そこから『亀戸お遊び部』の企画が立ち上がり(そこからは僕は関わってない)、現在のキャラデザが完成した。全員美少女になるわけではなく、馬とかおじさんそのものとかがいる理由は考えずに感じるのがいいでしょう。
思ったより大変だったのでいったんここまで……。間違いや過不足あれば追って修正します。
みんなの出会いなど細かいことは今後の作中などで語られていくと思うのでぜひ皆さんの目で確かめてみてください。今まで酔っ払って何度も話してきた15年分の思い出にルーツが絵をつけてくれた感じで、個人的には大変すてきな漫画だなと思っています。『亀戸お遊び組 ~古参実況者の交友録~』は8月10日15時より隔週木曜更新とのことです。