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地球温暖化とカーボンフリー
私が子供の頃、地球は冷えて氷河期が来ると言われていた。当時の少年誌や雑誌
でも氷河期のマンモスが氷づけにされて ”これがマンモスだ!”みたいな絵を沢山
見ていた記憶がある。なんと、その原因は二酸化炭素である!と習っていた。
その証拠として当時の米国TIME誌は、上記の表紙で占められていたのである。
1970年代の地球は冷えて大変になる小学生・中学生時代は過ぎ、学生時代は
ろくすっぽ社会勉強なぞしていなかったので、私の頭の中は、”地球は冷える”
で暫く固まっていたのである。つまり学校を卒業して社会人になった頃は
まだ、”地球は冷える” という頭の中であった。
地球のことなぞ気にもせず、会社生活も20年目くらいから ”地球は暑くなる” と聞かされてびっくりしたのを覚えている。
国連のIPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change - 気候変動に関する政府間パネル)が発表しているの知らないのですかと後輩に馬鹿にされて、この野郎と内心思いつつ、悔しいので調べ始めた。すると、丁度会社に入ったあたり
から ”地球は暑くなる” に変わっていたのである。同じ米国TIME誌も1987年から表紙は”暑く”なり始めていたのである。温暖化の原因は皆さんご存知の通り、
二酸化炭素が増えることだそうだ。
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ここら辺りで、私の頭の中はパニックになる。冷えるのも暑くなるのも二酸化炭素とすれば、変わり者の私からすれば ”両方嘘じゃねえのか” と思うのであった。
更に色々調べていると、二酸化炭素による地球温暖化は正しくないと言っている人を発見した。地球温暖化に関する著書を数冊出されている東京大学名誉教授の
渡辺正教授である。渡辺教授によれば、学者の間でも賛否別れているテーマであり、研究した結果二酸化炭素が脅威であると断定はできない立場を取られている。
しかしながら自由な議論がなされず、不都合な真実として扱われているようである。
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渡辺教授によれば、大気中に二酸化炭素が増えているのは事実。(上記A)
しかしながら、その主因が人間活動(上記B)で人為的二酸化炭素が地球を暖める
(上記C)、そして温暖化は人類への脅威(上記D)が全て正しければ、二酸化炭素を減らす意義があるが、確実に立証されているものは無いとの立場を取られている。
私みたいな素人がいうと陰謀論になるが、東大名誉教授の立場で研究されて結論を出されている事から見ても、この脱炭素なるものは相当政治臭がする。
以外と知られていない事実としてというより勉強していない人が多いので驚くが、
そもそも大気中の二酸化炭素の濃度を知らない人が多い。私が聞いた人の中には、
”20%”と堂々と答えた人もいた。このレベルになると人間生きていける濃度なのかと思ってしまう。実際の大気中濃度は400ppm。率にすると0.04%で
ある。具体的にどの位の濃度になると何度気温が上昇して、何年後くらいにヤバくなるのかといった話はついぞ聞かない。削減目標しかない事に気づく。
因みに1000ppmを超えると少しずつ人体へ影響が出る。農家さんでビニールハウスで栽培されている方は、光合成を促進するために1000ppm以上に濃度を上げることを実施されている。当たり前だが、脱炭素すると植物は育たなくなる。光合成ができなくなるからだ。脱炭素の切り札として再生可能エネルギーがあるが、
その中に太陽光発電がある。日本みたいに狭い国土で設置しようとすると、山林を
切り開いていかなければならない。植物を減らすわけであるから、二酸化炭素の吸収は減る訳である。これは完全に矛盾している。
地球規模で見るとどうであろうか。
一番排出している国は、中国の約30%。次いで米国の約20%。この2カ国で、50%を超えるのである。日本はなんと3.2%。
中国はまだ発展途上なので、減らすの少し待ってねと言っているし、米国はトランプ氏が大統領に返り咲くとパリ協定から脱退して、石油掘るぞと言っているので、
本当に地球全体の危機と思っているのであればこんな対応にはならない筈。
2.3%の日本だけくそ真面目にやって、産業衰退させるような事をやっているように見えるのは私だけであろうか。
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