Yabe Yusuke

Digital Product Designer / HCD-Net認定 人間中心設計専門家 / Dribbble: http://dribbble.com/tarobeeeee

Yabe Yusuke

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最近の記事

事業フェーズの特徴とデジタルプロダクトデザイナー

最近デジタルプロダクト領域のデザイナーのスキル習得やキャリアについて相談を受けることが多くなったので、デジタル領域のプロダクトデザイナーとして15年、私自身の今までのキャリアで得たスキルや経験を元に、デザイナーのキャリアについて、事業の立ち上げ期と成長期で求められるスキル・スタンスや得られる経験をテーマに持論を書きたいと思います。 UIデザイナーやデジタルプロダクトの企画職のキャリア検討のヒントになったら幸いです。 これまでのキャリア簡単に私の経歴について触れておくと以下

    • プロダクトアウト型の製品開発を上手くやるための考察

      プロダクトアウト型の製品を約3年半開発してきて思う、プロダクトアウト型の製品開発を上手くやるための考え方を自分なりに書いてみたいと思います。 プロダクトアウトやマーケットインと言う言葉の定義に曖昧さがあると思うので、この記事では終始自分の解釈でまとめます。 プロダクトアウトとマーケットイン まず前提として、 プロダクトアウトは起業家のビジョンや新技術を起点に製品開発を行い、マーケットインは市場や見込み顧客のニーズを起点に製品開発を行うこと と理解しています。 上記の解

      • サービスを使い始めてもらうための価値伝搬と障害除去

        サービスをリリースして見込み顧客に使い始めてもらうまでに大変な苦労を感じています。 見込み顧客にアプローチし、サービスを使い始めてもらうまでを概念的、俯瞰的に捉え直し、どのようにすればサービスを使い始めてもらえるか、私が普段考えていることをまとめてみようと思います。 使い始めてもらうための価値と障害の関係見込み顧客がサービスを使い始めてくれるには、サービスに感じる価値が、サービスの導入に感じる障害を上回らなければ使い始めてくれないと考えています。 モバイルアプリではダウンロ

        • ブランディング定義の工程

          ブランディングと聞くと抽象度の高いマーケティングやデザインタスクでどう定義し実行すれば良いか分からないことが多いのではないでしょうか。 私もプロジェクトでブランディングを扱うにあたり、色々と調べながらの身でしたが、あまり体系化されたものが世の中に無い気もしているので、実際にプロジェクトで行った工程を覚書も兼ねてシェアしたいと思います。 まず、ブランディングと聞くとCI:コーポレート・アイデンティティという単語が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。さらにCIと聞くと企業ロ

          ビジョン提案型のサービス開発と顧客視点の活用

          UXデザインの重要性が認知されるに従い、企業としても事業成長軸で目標やKPIを設定するのではなく、顧客視点でのサービス開発を重視する動きが半ば当たり前のようになってきています。これには、各組織のデザイン部門やデザインエージェンシーの働き掛けにより、顧客視点での開発が延いては事業貢献にも繋がることが実証され始め、経営陣もそのプロセスや考え方の導入に積極的になっている背景があるのだと思います。 顧客視点の取り入れとは?顧客視点の取り入れは、サービス開発の上流から下流まで、UXデ

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          上海・杭州のキャッシュレス事情

          中国のキャッシュレス事情を垣間見に上海・杭州へ行ってきました。旅行の思い出も兼ねて見てきたこと感じたことをレポートしたいと思います。 旅前にやったこと銀聯カードを作った 中国ではVisaやMastercardなど国際ブランドのクレカでも使えない店があります。そこで、銀聯カードという中国で利用できるクレカを作っておきました。ANAの提携カードとして日本でも作ることができます。 ANA銀聯カード WeChat Payに登録・チャージした 中国の都市部ではAlipayやWeC

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          スタートアップのデザイナーが考えるブランディング

          製品リリース後のスタートアップでは、基本的な機能開発を優先しつつも、付加価値となる機能設計や情緒設計、ブランディングを将来的にどうしていくかも考えなくてはなりません。またブランディングはすぐに効果を発揮するものではないため、逆に数年後の為に今から考え、実行することも重要になります。 リリース後に浮かぶ課題すでに市場でのブランドが築かれており、自己認知と市場認知に乖離が無い場合は問題ありませんが、まだサービスの市場認知がされていない、かつスタートアップのような起業家の強い想い

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          製品を使うためのルール・概念モデルを考慮した情報設計

          前回、適切な情報提示・短期記憶を考慮した情報設計についての記事を書きましたが、今回はUIデザインと概念モデルについて書こうと思います。 概念モデルとはデザイナーが描く画面設計のルールのようなもので、。ルールをユーザの行動に対して矛盾なくシンプルに統一することで、ユーザがUIの学習をし易くなり、延いては行動レベルでの操作・直感的な操作に繋げられます。 ルールの統一分かりやすい概念モデルの構築のための1つとして、ルールの統一が挙げられます。 例えば日本の交通ルールでは車は左

          製品を使うためのルール・概念モデルを考慮した情報設計

          適切な情報提示・短期記憶を考慮した情報設計

          UIデザイナーとして同僚のエンジニアやクライアントへのデザイン説明、または後輩の育成などにデザインに対する論理的な知識があると説明がしやすいと思います。 また、自分がデザインする際にも軸となる考え方があれば、自分の中での意思決定を早く済ませることができ、デザイン作成において瞬発力が備わります。 今回はUIデザイナーであれば、おそらく意識されたことがあるであろう短期記憶(ワーキングメモリー)について、実際の画面設計への応用と合わせ自分なりにまとめてみようと思います。 UIデザ

          適切な情報提示・短期記憶を考慮した情報設計

          スタートアップにおけるデザイナーの役割

          スタートアップでデザイナーとして感じていること、考えていることを書こうと思います。 まずは現場で開発内外のメンバーから聞かれる「ウチらしくない」や「ユーザの声を聞き入れよう」など、主観的な感覚に寄った意見やユーザの声=解決すべき課題と捉える意見にどう向き合いプロダクトの改善に繋げているかということからスタートアップにおけるデザイナーの役割について書こうと思います。 まだサービス像が固まっていない時期に起こる問題サービス提供者の想いやユーザの声を聞き、それを自社プロダクトに

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