読書記録#2 『人生はあなただけのものじゃない』
今回のテーマは「人のために生きる」です。
ストレングスファインダーでお馴染みのトム・ラス氏の『人生はあなただけのものじゃない』は、仕事や普段の私生活にどのような姿勢で向き合うべきかについてのヒントを与えてくれる本でした。
一言要約
この本を一言で表すと、
「他者貢献こそが、自分の人生の深みを見出す」
です。
私も、他者に貢献して生きることを常々意識しようとは思っていますが、どうしても自分よがりになってしまうことがあります。
この本を読んで、もっと他者のためにも生きることを意識していきたいと感じました。もちろん、自分を犠牲にしすぎないことは注意が必要だと思いますが。。
人のためにも生きる。
人は誰しも、大小はあれど相手に認められたいという思いがあります。
その思いは、時に自分の背中を押す力になり、時には自分を苦しめる足枷にもなります。
人は他者を簡単に変化させることはできません。だからこそ、認められたいという思いを持って生きても、なかなか認められないのが現実です。
その思いをなかなか捨てられない人にとって、新たな道を照らしてくれるような一冊でした。
タイトルの通り、人は自分だけのために生きている生き物ではありません。
みんなが自分のためだけに生きていたら、私たち人間社会は決してここまで発展していないはず。
人が人を支え合い、互いに貢献し合うからこそ、私たち日本人は不自由なく生きることができます。
その関係性には、もちろん利害関係がベースになっているものが多いです。
モノやサービスを受ける対価として、お金というものが存在します。
お金が存在する前は、お金と同様の役割を担っていた貝殻や、物々交換という手段で、互いに等価交換することで、自分には無いものを手に入れていたはずです。
もちろん、人のために何かアクションを起こして、その対価をもらうというのは、人として当然のことだと思います。
ただ、この世に存在する「与える」という行為はこれだけではありません。
皆さんが生まれてからここまで生きてこられているのは、親という存在がいたからです。
親は子を育てることに、きっと対価を求めていないはずです。(親になったことがないから分からないですが。)
子どもを育てたからといって、お金をもらえるわけではありません。それどころか、仕事をして稼いできたお金を、子どもを養うために使っている。
これこそが、対価を求めない「与える」という行為です。
それ以外にも、募金やボランティアなども同じように対価を求めない貢献にあたるでしょう。(貢献しているアピールをしている場合は除く。。。)
そういった、対価を求めない貢献を楽しめるようになると、自分の背中を押してくれるでしょう。
今自分がやっている行動は、きっと誰かのためになる。
この1つの行動で、1人でも救うことができる。それで十分だ。
そう思えるようになれば、人に認められない苦しみから解放され、自分の成し遂げたいことを信じて突き進むことができます。
自分の人生は自分のものですが、その人生を自分のためだけに使うのか。
それとも、自分も含めた多くの人々のために使うのか。
自分の胸に手を当てて考えてみることで、自ずと自分の進むべき道が拓けてくるでしょう。
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