失敗するリーダーの共通点。
こんにちは、白井です。
リーダーに必要な資質は何か。
いろいろな意見があると思います。
現代におけるリーダーのタイプは様々です。
・コーチ型
・ビジョン型
・放任型
・民主型
といった具合に、多くのタイプのリーダーが定義されています。
詳しくは以下を参照ください。
https://jp.indeed.com/career-advice/career-development/10-common-leadership-styles
さて、今回はシステムエンジニアとしてプライム上場企業に勤めつつ、自身で会社を立ててWebサイト開発、アプリケーション開発、コミュニティ運営を行っている私の経験則より、失敗するリーダーの要素をお伝えしていきます。
ありがたいことに、勤めている企業でもリーダーポジションの経験させていただきつつ、当然自分の会社でもマネージャーとして、数名のエンジニアを抱えながらプロジェクトを遂行しています。
私と同じような若きリーダーが、同じ過ちをしないように。
そして、何より自分への戒めのためにも、失敗するリーダーの特徴をお伝えします。
リーダーのタイプの見誤り。
先に述べた通り、リーダーには多くのタイプがあります。
その中で、自分自身の性格や自分の持つチームの状況などを踏まえて、適切なリーダータイプを選択しなければ、まず上手くいきません。
例えば、あまり人前でぐいぐい引っ張るタイプではない人が、ビジョンを語り引っ張っていくようなリーダータイプでは上手く立ち回るのは難しいでしょう。
反対に、カリスマ性を持った人が全員の声に耳を傾けて、足並みを揃えることも同様に、自分の強みを殺すことになってしまいます。
このように、自分がどのリーダータイプが適切なのかをしっかりと定めましょう。
「働きアリの法則」から目を背ける。
まずは適切なリーダータイプを設定する。
その上で、やはりチームには働かない人間がいることから目を背けないことが重要です。
働きアリの法則(パレートの法則)とは、
・全体の2割はしっかりと働く
・全体の6割はそこそこ働くし、働かない場合もある
・全体の残り2割はほとんど働かない
という法則です。
これまでに自分でいくつかのチームを持つことを経験しましたが、どのチームもやはり働かない(=成果を生まない)2割の人間は存在します。
私がその人たちのやる気を引き出せる!
そう信じてこの法則から目を背けていたことがありましたが、そのせいで上手くチームを運営できないことが多々ありました。
そういった人がいることは避けられませんので、そういった人を野放しにしない仕組みで解決するしかありません。
すべての人を救おうとして、救えない人がいることに真摯に向き合い、チームメンバーを信じるという無責任な選択をしないようにしていきましょう。
メンバーと目的地の共有ができていない。
もう1つ、リーダーをやる際に抱いてしまう幻想が「メンバーも常にゴールを追ってくれている」ということ。
正直いって、メンバーは目先のことしか見ていないくらいに思った方が良いです。
私も、当時の新人や他社の方を束ねる経験をしましたが、とりあえず目の前の仕事を終わらせることにしか意識が向いていません。
(おそらく、働く2割以外は。)
その状態で、みんなも目的地を分かってくれていると信じてしまうと、リーダーの一人歩きが始まってしまいます。
そうなってしまったら、チームはカオス状態になり制御できなくなってしまいます。
だからこそ、自分たちがどこを目指しているのか。
それを常に提示し続けることを徹底していくべきだと思います。
失敗するリーダーの要素を大きく3つ挙げていきましたが、正直言ってこんなものではありません。
おそらく、私の経験から学んだ失敗するリーダー要素をあげようと思えば、1冊の本にできるくらいだと思います。
(いずれ、書籍化を考えています)
その中でも今回挙げた要素は、重要な要素だと感じているものになりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。