UX日記 最高なトイレの列
先日、ある音楽フェスイベントのためにさいたまスーパーアリーナを訪れた。こういったイベントで直面するのがトイレ待ちの行列である。
特に男子トイレは小便器と個室、2つの列が同じ列に集約されることもある。長い列に並んで中に入ってみたら実は小便器のほうはガラガラだった、みたいな経験は誰しも経験したことがあるのではないか。普通の列であれば、「何の列ですか?」と聞けば良い話だが、トイレの列では並んでいる人に「大ですか?小ですか?」と聞くのも憚られるものである。
しかし、嬉しいことにこのさいたまスーパーアリーナの動線は小便器と個室に別れてサインが提示されており、素晴らしい快適性だった。
この体験から、生理的欲求に基づく行為はデリケートなものもあり、なかなか直接のコミュニケーションを取りづらく、サインなどを介した間接的なコミュニケーションによる誘導が有効であると言えるのではないか。
快適な動線設計のために覚えておきたいフレームである。
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