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パン・ド・ミのこと
タローパンといえば、パン・ド・ミ。
堤店長(@taropan1929)に、タローパンで一番人気(だと思われる)パン・ド・ミについて聞いた。
パン・ド・ミとは?
まずホームページを拝見。
パン・ド・ミのミ(Mie)とはフランス語で中身のことで、皮を食べるバゲットに対して、「中身を食べるパン」という意味でこの名前がついています。
TAROパンのパン・ド・ミは、湯種製パン法を用いて製造しています。湯種(ゆだね)は小麦粉を熱湯でこねて小麦粉中の澱粉を糊化させたもので「湯種パンの素」ともいいいます。それをもとにパンを作る製法が「湯種製パン法」で作られたパンが「湯種パン」といいます。
湯種パンの特徴は老化が遅くて美味しい状態が長くたもちます。トーストするとほんのり甘くてフランスパンのようなパリパリの外皮と中はしっとり・もちもちで抜群の弾力性が特徴です。毎日食べても飽きのこないとっても優しい味の無添加食パンです。
ということで、パン・ド・ミはタローパンで唯一「湯種」を使ってつくられる、もちもちのパンだそう。
中はモチモチ、外はパリパリのパン・ド・ミが出来上がるまで
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パン・ド・ミの材料は、小麦粉、水、砂糖、塩、ミルク、イースト、フレッシュバターなど(順不同)。
ホームページにも書いているように、熱々のお湯で小麦粉を混ぜて「湯種パンの素」をつくる。それをしっかりと冷やし、翌日、あとの材料たちと混ぜる。それを目安の大きさ(店長の長年の感覚)になるまで発酵させる。
あとは、熱々の蒸気を吹っかけながら、オーブンで一気に焼く。
中はモチモチ、外はパリパリのパン・ド・ミの完成!
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タローパンのパン・ド・ミの歴史
洋一さんが店長になってから、湯種製パン法のパン・ド・ミを作るようになったそう。(*この製法はちょっと手間がかかるし難しい。)
湯種パンだから、ほかの食パンと違って「パン・ド・ミ」というカッコいい名前がついている。
というわけでもなく、食パンをフランス語でいうと「パン・ド・ミ」なので、実際のところは、ほかの食パンと作り方の違う山型の食パン、という意味くらいらしい。(*日本では「湯種パンの食パン」は「パン・ド・ミ」といわれることが多い。)
パン・ド・ミは、今やタローパンの(おそらく)一番人気のパン。
タローパンの看板商品。
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洋一さんは、パン・ド・ミを1日に81斤焼く
洋一さんは、パン・ド・ミを1日に27本焼く。「1本」というのは、パン・ド・ミを焼くときに入れる箱のことで、1本は3斤になる。(*1.5斤は大きさの違う箱で焼きますが。計算しやすくするため、27本と数えます。)
ということは、1日81斤を焼いており、それがすべて売り切れるらしい。
1日81斤、1年に営業日300日(*日曜日&年末年始&お盆のお休みを引く)として24,300斤、それを30年とすると729,000斤……
・・・( ^ω^)・・・
ちょっとよくわからない。
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ちなみに、タローパンで売られているパン・ド・ミは、1斤または1.5斤売りです。
パン・ド・ミのこと
パン・ド・ミの保存期間は、常温で夏場なら3日、冬場4、5日ほど。もちろん保存料を使用していない。その期間で食べきれない場合は、冷凍するといいそう。
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工場は季節によって気温が大きく変わる。だから、水やイーストの量、発酵時間も変わる。長年の職人の技でこそ、中はモチモチ、外はパリパリのパン・ド・ミが出来上がる。
あ~、おなかすいた。
🍞