資格試験の問題に初見のサプライズがあっても合格する受験生がいるのも事実
今年も1級建築士、1級建築施工管理技士、そして宅建と、毎年気になってる試験がすべて終了しました。
特に今年は後輩が1級建築施工管理技士を受験ということもあって、施工管理技士については嫌でも興味を持って追ってました。
1級建築施工管理技士の試験については、これまで実際受験生本人が経験した現場ではなく、出題者による架空の工事による記述試験ということで、なかなか予備校としても受験生としても対策もしにくかったと聞きます。
1級建築士では昨年の図書館では北側斜線や書架面積は蔵書数から設定するような問題もあったし、今年の大学では道路斜線(2Aかつ35m)だとか、歩道の切り開き不可、学生が学ぶうえで教材となるような建築物といったハードルの高さでした。
毎年こういう初見の問題が出て受験生を苦しめますよね。
1級建築施工管理技士を受験した後輩と話していて、やはり愚痴をこぼしてました。
確かに問題をみせてもらったけど、これ自分が受験してたらどうやって回答しただろう?というものも多かったです。まあその場では何かしら回答はして帰ったとは思うけど、合格レベルの回答ができたかというと怪しい…。
でもそんな問題でも同じ条件で受験して合格者は一定の割合で出てくるわけだから、残酷なようだけど回答できなかったから問題が悪いとか出題傾向が悪いと愚痴をこぼしてもしょうがない。
そうそう、23年(令和5年)の1級建築士の図書館の課題では、書架の面積を〇〇m2といった面積要件ではなく、蔵書数◯万冊といった出題をされましたけど、実はこれ、私がヤマ張ってたのがドンピシャで当たりました。
おかげで書架面積について時間を取られることなく、すんなりとエスキスに移ることができました。
こんな感じでたまたまヤマを張ってたのが当たった人もいるだろうし、その逆の人だっているけど、基本的な回答が大きく間違ってなかったら、あとは日々の努力の積み重ねをいかに点数に変えられることが大事ってことを痛感します。
宅建なんかは速報ですでに合否がわかってる人もいるだろうけど、1級建築士や施工管理技士といった結果が出ないとわからない試験の人にとってみるととても不安でいっぱいの時期かと思います。
でも必ず合格者が出る試験であることに希望を持って合格発表を迎えてほしいと思います。