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10分でわかる海外ニュース 2023年10月09日
オーストラリア在住20年目のタローがお送りする10分でわかる海外ニュースのまとめ&海外暮らし、子育てを通して感じる日々のコラム
【本日の独り言】
みなさまおはようございます。
幸運なことにこれまでたくさんの”成功者”と呼ばれる人たちに会うことができた。彼らは一様に「名を残したい」というような大志を持っていた。では、自分はそんな大志を抱いているかと言われればそうではない。個人的には残念に感じる部分でもある。
では、自分の成し遂げたいことは何か考えた時に思い出すのは三流大学卒のうだつの上がらない人生だった自分だ。そんな自分が海外にきて、いろんな価値観に触れ、経験したことで人生の選択肢が広がって、できることが増えた。この「できる大人」を増やしたい。大人がワクワクしている世の中は高齢者も子どもも楽しい。そんな仲間、友と人生を歩みたいと心から思う。
【金融ニュース】
土曜日のパレスチナ・グループ、ハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃は中東市場に波紋を広げ、株価を下落させ、不安定な週となりそうだ。
この地域の主要株価指数は日曜日に下落し、イスラエルのベンチマークであるTA-35株価指数は6.4%下落した。リヤドのタダウル総合株価指数は1.6%下落し、カタールとクウェートの株価も軟調だった。カイロのEGX30種株価指数は、地中海の都市アレクサンドリアでエジプト人警官がイスラエル人観光客に発砲し、2人が死亡した事件を受けて2.6%下落した。
【ヘッドライン流し読みニュース】
■中国市場、連休明けは不安定な展開に。
・ゴールデンウィーク明けの中国市場は、不透明な世界市場を背景に再開される。
中国本土市場が閉鎖されている間、海外ではさまざまな出来事があった。米国金利の長期上昇に対する懸念が再燃し、国債の売りが世界市場に波及したため、リスク資産は大打撃を受けた。パレスチナ・グループ、ハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃は、新たな不透明感を加えた。一方、国内市場では、連休中の観光収入が前年同期比で急増し、中国経済が底を打ったとの見方が強まっている。
■Z世代はインフレから最も深い心理的傷を負うだろう
・最近のインフレの高騰は、Z世代に永久的な傷跡を残し、物価が上昇することを恐れさせている可能性があることが、新しい調査で明らかになった。
ブルームバーグがイングランド銀行のデータを分析したところ、初めて2桁の物価上昇を経験した英国の若者は、今後も高いインフレが続くと予想する傾向が強いことがわかった。労働者の賃金上昇を抑制することで2%のインフレ目標を達成しようとしている政策立案者にとっては、困難が伴う。
オックスフォード・エコノミクスのシニア・アドバイザーで、イングランド銀行の元金利決定者であるマイケル・サンダース氏は、英国の状況について、「インフレ期待は若者の間でかなり高まっている。インフレ期待に傷がつくと予想するのは妥当だ。高インフレは2%か3%を意味すると考えていた若者は、インフレがどの程度になるかという予想に、もっと幅を持つようになるかもしれない。」と語った。
■住宅建設承認件数は2023年の最高を記録、しかし依然として減速傾向にある
・ビクトリア州では8月に5000戸以上の新築住宅建設が承認され、今年最大の数字となった。
州政府が今後10年間で80万戸の新築住宅を建設するという大胆な計画を発表して以来、オーストラリア統計局が初めて発表した住宅認可データでは、1100戸以上の新築住宅が増加した。
この数字には、7月から500戸増加した3000戸の新築住宅、856戸のタウンハウス、1154戸のアパートが含まれている。
しかし、この数字はビクトリア州の住宅に関する声明より前のものであり、業界の専門家は、8月のデータは一過性のもので、今後数ヶ月ですぐに減少に転じると見ている。
【最後に】
コロナが明けて、元通りなんてことはなく。さらに混沌とした世の中になりつつある。
ロシア、ウクライナ問題に始まり、アメリカ、カリフォルニアのショップリフト(窃盗)、違法薬物によるゾンビ化、中国のゴーストタウン、そしてパレスチナの戦争。
今できること、この沈み込んだ状態だからこそできること、投資は何か。
お金だけじゃない、人生の時間を使って自分自身を成長させることができるのはなんだろう。
そんなことを考える。
皆さんはどんなことに挑戦していますか?