ジコタンQ:個性を活かしていきる 2024年8月12日
オーストラリア在住20年目、元豪州4大銀行員のtaroがお送りする海外暮らしで見える柔らかい思考と感情と視野が広がる海外のニュースの翻訳&まとめ。ニュースの参照はここからhttps://www.bloomberg.com/asia
【本日の独り言】
みなさまおはようございます。
日頃から変数だの定数だのという話をしている。
定数、つまり変えられないことを変えようと躍起になっても仕方がない。
壁に対して力比べを挑んでも勝てるわけがないのだから。
変数は中に浮かぶ風船のようなもの。
自分でいかようにでも変えられる、要は自分次第なこと。
自分の日常の中で何が定数で、何が変数なのかを見極めよう、そしてその変数に注力して定数に無駄な力を注がないようにしようなんてことを言っている。
ここで一つお伝えし忘れていたことがある。
それは、変数を減らすこと。
つまり自分次第でどうにでもなることを減らすのだ。
端的に言えば自分次第でどうにかなってしまう不確定要素を減らして、本当に注力すべきことに集中しやすい環境を作ろう。ということだ。
毎日育児や仕事など不確定要素などこれでもかというほど抱えているのに、着ていく服や髪型、ランチにスマホの機種変、SNSのいいねの数などどうでもいいことに気を使いすぎている。
パソコンに向かって仕事をするときなどオーダーメイドのぴっちりしたスーツよりもよれよれのパジャマに毛が生えたスウェットの方が捗るのだ。
悪いことは言わない。
まずは変数と定数を把握すること。
そして、変数を減らそう。
生きやすさ、豊かさはそこから始まる。
オーストラリアで会計士、銀行員を経て、起業し現在日本で3事業、オーストラリアで2事業を経営。多彩な経験と持ち前の柔軟な思考を活かした経営者、人材育成家のTaroがお届けする「ジコタンQ(自己探究)」
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【金融ニュース】
乱高下した週の終盤に株価が反発し、市場は2024年以来最大の連騰を記録した。
世界の金融界を騒がせた最近の乱高下とは対照的な落ち着きぶりだ。月曜のパニック売りを含め、多くの浮き沈みの後、S&P500種株価指数は今週の損失をほぼ帳消しにした。
8月はドラマに事欠かず、疲弊の兆しを見せていた市場を直撃した。低調な経済指標を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)の出遅れに対する懸念がトレーダーを苛立たせた。日本の政策方針をめぐる見解の対立が混乱を悪化させ、打撃を受けたキャリー・トレードは資産クラス全体に波及した。
【ヘッドライン流し読みニュース】
■インフレに苦しむ英国の不幸な結婚生活に離婚の選択肢はない
・英国の新しい公式統計は、レオ・トルストイの有名な見解にニュアンスを与えている。幸せな家庭は皆同じかもしれないが、不幸な家庭にも共通点がある。
人間関係に「まあまあ不満」または「非常に不満」と回答した成人の割合は2014年以降で最高だが、離婚率は過去50年以上で最低の水準にある。これは、国家統計局が発表した家計調査データと個別の離婚統計によるものだ。
こうした傾向は、過去数十年で最悪の二桁インフレと重なり、家計の収入を減らし、エネルギー代から食料品や家賃に至るまで、あらゆるもののコストを押し上げた。物価上昇を抑えるためにイングランド銀行が課した住宅ローン金利の高騰は、住宅を所有したり借りたりするコストを押し上げた。事実上、長期的なパートナーシップを解消するための価格を押し上げたのだ。
■6兆ドルの日本株式市場から泡を吹き消した猛烈な暴落
・日本株は1兆1,000億ドルの値下がりとなり、8月は記録的な3日続落で幕を開けた。強気の投資家にとっては、2024年の最もホットな取引のひとつであった日本株を購入する新たな理由となった。
最も大きな打撃を受けた銘柄は、最も高騰し、価格をより魅力的な水準まで下げた銘柄である。日本株の国際的な魅力を高めるバリュエーション改善キャンペーンは続いており、現在6兆1,000億ドルの市場からは泡のようなものが取り除かれている。
先月の日銀の突然の利上げでトレーダーは意表を突かれたが、中央銀行はその後、さらなる市場の混乱を招くような急激な引き締めは行わないとのコメントを発表した。その結果、急激な円高に歯止めがかかり、株価上昇の主要な脅威が取り除かれた。
■3カ月から3年まで:賃貸契約者がより柔軟性を得ている場所
・通常、賃貸人は12ヶ月の賃貸契約を結ばなければならないが、新しい賃貸アパートは3ヶ月から3年の賃貸契約を提供する。
BTR(ビルド・トゥ・レント)の大家であるグレイスター社は、メルボルンのサウス・ヤラに617戸の賃貸アパートを建設する予定である。
この5億ドルをかけた開発物件への入居は来年3月から開始される予定で、オーストラリアの厳しい賃貸市場に必要な救済を提供することになる。
このプロジェクトには2棟のタワーがあり、1棟は3ヶ月から12ヶ月のリース期間、もう1棟は1年から3年のリース期間が設定されている。
【最後に】
物価高の影響はいろんなところに出ている。
これまで2人の稼ぎでやってきた家計のあれこれを1人でやらなければならないと思うと離婚なんてそう簡単にはできない。そう思っても不思議じゃない。
実際にイギリスでは離婚を踏みとどまるカップルが増えているという。
金の切れ目が縁の切れ目。
まさにそんな言葉がぴったりな状況。
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