ジコタンQ:個性を活かしていきる 2024年9月30日
オーストラリア在住20年目、元豪州4大銀行員のtaroがお送りする海外暮らしで見える柔らかい思考と感情と視野が広がる海外のニュースの翻訳&まとめ。ニュースの参照はここからhttps://www.bloomberg.com/asia
【目標】
来月オーストラリアに来て20回目の誕生日を迎える。
20年前オーストラリアに来た当時、「英語ができるようになる。」という漠然とした目標を持っていた。
どの程度までとか、その後どうするとかそんなことは関係なく、ただただ英語ができるようになる。
コミュニケーションが取れるようになることが目標だった。
いつしか英語のためにオーストラリアにいることから、オーストラリアにいて何をするかに変わった。英語はそのための手段になった。
【気づき】
オーストラリアに来て3ヶ月もした頃、初めて英語で夢をみた。
夢の中で、人に何かを聞かれ、英語で答えていた。
朝起きて、「英語で夢を見たんだ。」と確認してなんだか一日にやけ顔がおさまらなかったのを覚えている。
半年で英語学校を卒業して、英語を使って何かを勉強するとさらに英語が伸びるんじゃないかと専門学校に通い始め、ネイティブに囲まれながら勉強をしたことで「英語ができる。」に終わりがないことをなんとなく悟った。
【中身】
英語ができる。の上限がないことに気づいたその頃、英語で「何を話すか。」つまり中身が大事なんだと知った。
何を経験して、どんなことを話せるのか、何を語ることができるのか、言ってみれば人間の深みみたいなもの。
どんなに流暢な英語を使っていても、ペラペラな中身のない話ではこの先やっていけないと薄々気づいていた。
それをのらりくらりと避けながら過ごし、最終的に思い知らされたのは半年の就職難民を終えて初めての会社に入った後だった。
日本語で話せること全てが同じレベルで英語で話せるかと言われるとそうじゃない。
今の自分の英語力で話せる自分史、自分の知識は日本語の半分にも満たないのでないかと気がついた時、休みの日に外に出るのが億劫になる程自信を失っていた。
【比べる】
仕事を続けていき、たくさんの人と関わり、日本のお客さま、オーストラリアの同僚とコミュニケーションをとりながらふと気がついたことがあった。
それは、ある領域では日本語の方が得意で、また別の領域では英語の方が得意だということ。
同じような感覚を持っている人はどれだけいるだろうか。
日本語で簡単に説明することができるけど英語だとちょっと難しい。
なんと言っていいのかわからなかったり、自分の表現が足りないと感じる。
逆も然り。
【旅】
どっちが優れているからいいとか、悪いじゃない。
二つの言語を使えるけどどちらも完璧じゃない、日々いろんなことを経験し、上達して「何を話せる」ようになるか。
自分を語れる人間になる。
そんな旅をしているのかもしれない。
【金融ニュース】
米国株は、金曜日に低迷したものの、3週連続で上昇した。投資家たちは、経済が崖から転落することなく冷え込んでいると繰り返し安心感を示したからだ。
国債は、連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ観測を裏付けるデータを受けて上昇した。年物金利は3.75%前後で推移している。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は4週続落した。
米連邦準備制度理事会(FRB)が好んで使用する8月のインフレ率は、インフレ調整後の個人消費支出同様、緩やかに上昇した。これらの数値は、今週初めの数々のデータを分析した結果、トレーダーがすでに経済の健全性について知っていたことを裏付けるものだった。金曜日に発表された米消費者心理も、この楽観的な見方と一致した。
【ヘッドライン流し読みニュース】
■電気自動車販売が低迷。その理由がここにある。
・温室効果ガス排出量の約15%を道路交通が占めており、人々がガソリン車やディーゼル車を手放さない限り、世界がネット・ゼロ気候目標を達成することは難しい。
長年にわたり、政府は電気自動車への乗り換えを奨励するため、手厚い補助金を提供してきた。価格が下がり、技術が向上するにつれて、ゼロ・エミッション車はニッチから主流になった。自動車メーカーは工場を再編成し、需要を満たすためにEVの品揃えを充実させ始めた。価格は化石燃料自動車に近づき、内燃エンジンの時代は予想よりも早く終わりを告げたかのように見え始めた。
■ジャージーシティの地主、4億5000万ドルのタワーの選択肢を検討
ベリス・レジデンシャル社は、ジャージーシティのウォーターフロント近くにある約4億5000万ドル相当のアパートの売却または借り換えの可能性を含む選択肢を模索している。
ベリスは、ジャージーシティ・アービーと呼ばれる200グリーン・ストリートのアパートメントを販売するため、アダム・スピースとアダム・ドネガーが率いるニューマーク・グループ社のブローカーチームを雇ったと、個人情報を理由に身元を明かさないことを求めた関係者は述べている。ブルームバーグ・ニュースが見たマーケティング資料によると、2017年に建設されたこの物件には762戸があり、入居率は97%。
■石破氏勝利後の利上げ懸念で日本株は下落へ
・石破茂氏が与党党首選でサプライズ勝利したことで、利上げ観測が高まり、月曜日の日本株は急落するだろう。
日経平均株価先物は、東京での取引が終了した金曜日、石破氏の当選を受けて大阪で6%下落した。日経平均株価は、金利引き上げに反対する高市早苗氏の勝利にトレーダーが賭けたため、最終結果の前に2.3%上昇していた。
アナリストによれば、石破氏の政策がより明確になるまで、株式市場は当面大きく変動する可能性が高いという。石破氏の勝利で円は急上昇した。通貨高は輸出企業の足を引っ張りそうだが、銀行は金利上昇で収益が増えるとの楽観的な見方から上昇するだろう。一部のアナリストによれば、石破氏の日本の軍事力増強計画は防衛部門に利益をもたらす可能性があるという。
【最後に】
環境にいいはずの電気自動車を作るために、内燃機関の自動車を作るよりも何倍ものエネルギーを消費するのはエコではないなんて話をよく聞く。
その上で、販売価格もお財布にとってエコでないとなると、それは消費者にとっても嬉しい話ではない。
あれだけ息を巻いていたヨーロッパの自動車メーカーが縮小していると聞く。
時代は電気自動車だと思っていたけれど、潮目が変わりつつあるのかもしれない。
オーストラリアで会計士、銀行員を経て、起業し現在日本で3事業、オーストラリアで2事業を経営。多彩な経験と持ち前の柔軟な思考を活かした経営者、人材育成家のTaroがお届けする「ジコタンQ(自己探究)」
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