ランクマッチデビュー 〜オドリドリと挑んだ122戦の軌跡〜
ランクマッチシーズン4は、私にとって人生初のランクマッチとなりました。最終6桁、勝率4割と冴えない結果ではありましたが、久しぶりに童心に戻ってゲームに没頭でき、息の長い趣味になる予感がしています。
仕事と子育てに追われる日々、子供を寝かしつけた後のささやかな時間を妻とゲームでもしながら穏やかに過ごしたい。そんなきっかけで始めたポケモンSVでしたので、当初はのんびりパラデア地方を巡ったり、色違い厳選をしたり、とかく平和な日々を過ごしていました。
某動物たちの森のゲームよろしくスローライフを満喫する日々は、一匹の鳥ポケモンとの出会いを契機に変貌を遂げます。
それはケロマツの孵化厳選をしながらYouTubeで対戦動画を何気なく眺めていた時のことでした。ふと目に飛び込んできたのは、オドリドリという小さくて黄色いマスコットのようなポケモンが、可愛くさえずりを響かせながら“ちょうのまい“を舞い強力なドラゴンタイプのポケモン達を次々に薙ぎ倒していく光景でした。
群雄割拠。強敵達が鎬を削るランクマッチで、軽やかに舞い、飄々と耐え、そしてめざめるダンスで自分の何倍も大きく強大な敵をぶち抜いてゆく勇姿は、私に衝撃と興奮、そして感動を与えました。ラストでフェアリーテラスタルを切ってトドロクツキにトドメを刺した瞬間には何か熱いものが胸に込み上げ、自分もオドリドリと共に闘いたい、高みを目指したい。そんな思いが沸々と湧き上がったのです。
それからというもの、オドリドリについて徹底的にTwitterや YouTube、攻略サイトを渉猟し、ポケモン対戦のいろはを身につけて行きました。そして、とある方の構築記事でオドリドリバトン構築と出会います。ご厚意でレンタルパを使わせていただき、カジュアルマッチで練習した後に満を辞してランクマッチに挑みました。
モンスターボール級からのスタートでしたが、幸いにも順調に昇級し、ハイパーボール級で苦しみながらも無事にマスターボール級まで進むことができました。
マスボ級では格闘テラスクエスパトラにボコボコにされたり、雨パのイルカマンに瞬殺されたり、ガブリアスのドラゴンテールにクルクル回されて蹂躙されたり…心を折られそうな負け方も多くありましたが、しっかりと攻撃に耐えながらエースにバトンを渡すオドリドリは堅実な働きで、全くの素人ながら4割の勝率を記録する事ができました。オドリドリのおかげで、対戦に勝利するという醍醐味を味わう事ができ、そして何より「ポケモンバトル」という奥深く刺激的な趣味に出会うことができました。
もっともっと上手くなりたい。オドリドリとともに、準伝説が参戦しますます熾烈な闘いが始まるシーズン5に挑みたいと思います。
最後に…
オドリドリと、オドリドリの可能性を示してくれたプレイヤーの方々に感謝しています。