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転職する気がなくても、転職エージェントとは話してみるべき。

転職するとなると、最初にやることは①転職サイトに登録すること、その後②転職エージェントに会ってみること、から始まると思います。

①のステップは簡単なので転職方の多くがやっているかと思います。ただし、もう一歩進んで②エージェントと会うとなるとハードルが高くて躊躇してしまうかもしれません。

ましてや「転職するかどうか分からない」という段階だと尚更、わざわざ話を聞いてもらう価値がないかと思ってしまうかもしれません。

私は1%でも転職を考えているのであれば、転職エージェントに会ってみる価値はあると思います。
(現職にこれから何があろうと、私はこの会社と心中する!!という覚悟であれば、必要ないとは思います。)

転職エージェントも迷惑ではない

まず前提として、転職エージェントとしても迷惑ではないということ。そもそも相談でもOK、カジュアルに話しましょう、と言ってきますからね。

私も何度も話を聞くだけ、というスタンスで話を聞いたことがありますが、全く嫌な顔をされたことはありませんでした。

ただし、「話だけ聞かせてください」とメールしたら無視を決められたことはありますね。もうそのエージェントは将来利用しませんが。

市場価値を知れる

この記事の趣旨はここにあります。

エージェントに相談することで、転職市場における現在の自分の市場価値を知ることができます。

年収・ポジション、今後のキャリア開発についてなど、転職案件に精通している人ならではの切り口で教えてくれるでしょう。

現職の会社の人事でもキャリア開発をサポートしてくれることはあるでしょうが、それはあくまでその会社の中での話。一歩外に出たら、築いてきた実績は無価値…なんてこともあるかもしれません。

結果として転職しないと決めればそれでもいいと思うのですが、将来を見据えて「今、何をするべきか?」というのことを認識しておくことは、転職やリストラへのリスク管理として重要だと考えます。

逆に「もし、いやー、私には市場価値なんてないから…」と思っている方がいれば「病気を知るのが怖いから、病院に行かない」ようなものです。

例えば、私の場合であれば、
・やはり研究開発の求人がマッチしやすく
・職種を変えるとなるとある程度早い年齢での転職が必要
・品質管理や品質保証のキャリアの形成の仕方もある
・35歳を超えたあたりからは今あるような求人が徐々に減ってくる
など

私の場合は、転職してキャリアチェンジすることを選びました。

今すぐに転職したいときにはすでに遅い

逆説的ですが、今すぐに転職したい!というときはすでに遅すぎるということです。

何事もそうですが、デスパレートな状態になってしまうと視野が狭くなり、目の前にある案件に飛びつく傾向が強くなります。
結果として、現状よりも悪い会社に転職…なんて、元も子もないことになってしまうかも知れません。

ここは逆に、現状では「転職しても・しなくても良い」状況を利用してやるべきです。余裕を持ってエージェントと相談することで、長期的に良案件を見極めるチャンスととるべきだと思います。

ただエージェント・担当はしっかり選んだ方がいい

エージェントならどこでもいいわけではありません。

転職業界は激しい競争に晒されていて、エージェントに依っては「とりあえず転職させようとしてくる」悪徳エージェントも存在すると聞きます。

そういうエージェントに相談すると、異常に不安感を煽られて、今すぐ転職しなくては!!と勘違いして、ブラック企業に放り込まれるなんてこともあるかも知れません。

そう考えると、私はある程度大手のエージェントに相談することをオススメします。小さいエージェントだと目の前の成果に手一杯だと想像しますので。

また、同じエージェントでも担当でもだいぶ対応が異なります。「あ、この人とは合わないな」と思ったなら、バッサリと切り捨てるべきです。

まとめ:自分の会社の人の言うことは当てにしない方がいい

転職はしなくても良いですが、エージェントには一度相談してみると良いと言う話でした。1社でしか働いたことがない人ならば、確実に何か新しい発見があるに違いありません。

よくあるパターンは、会社の先輩に相談して…、上司にアドバイスをもらって…というケース。往々にして、その先輩・上司は転職したことがないのでは?と思います。

転職したことがない人に相談しても無意味です。
海外旅行したことない人に、ロンドンの歩き方を聞くようなものです。

視野を広く持って、今後のキャリアを描いていきましょう。それが今の会社の内外に関わらず。


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